写真と動画は12月24日(火)の午後に本部港(塩川)の出入り口近くで撮影したものだ。
出入り口付近で市民が工事車両に牛歩で抗議しているのを、正面奥の港内で観察している5人の作業員がいた。
様子を見るとホワイトボートやハンドカウンター、メモ帳、スマホなどを手にしていたが、入り口から入ってくる工事車両の数やナンバー、現場の状況などを記録しているようだった。
見ていてあきれ果ててしまった。同じように工事車両の台数やナンバー、積み荷などの記録を抗議する市民グループも行っている。しかし、やっているのは1人だ。
日によって抗議者が少ないときは、1人で記録しながら牛歩も行っている。
そういう作業を5人体制でやるというのは、予算(税金)の無駄遣いでしかない。
スマホを手にしていた作業員たちは、暇を持て余して仕事とは関係ない画面を見ていたのではないか。
私の父親は北部港運で働いていたので、私も大学を出たあと半年間、運天港や本部港で毎日アルバイトをしていた。
船の中や港内で肥料や飼料、生活用品などを板木(ばんぎ・パレット)に積む仲士の仕事で、本部港では中国から運ばれてきた石炭の陸揚げなどの作業もやった。
船底は風が入らないので夏の暑さはきつく、荷物を運びあげるクレーンの動きにも注意を怠れなかった。
そういう港湾作業に比べれば、この5人がやっているのはふざけているとしか思えない。
いったい1人当たりどれだけの人件費が払われているのか。
言うまでもなく、市民の抗議行動はボランティアでガソリン代も自分持ちだ。
一方で、こんな仕事で支払われる彼らの給料は、私たちの税金から出ている。
こういう下っ端の作業員たちの人件費から何割かは中抜きされ、元請けの企業の利益に入っているのではないか。
辺野古新基地建設という基地利権に群がる者たちが、予算を過大に見積もり、税金を無駄遣いして利益をむさぼっているのだ。
ゼネコンをはじめ辺野古利権に群がる者たちからすれば、難工事で工期が延び、予算が膨らむほど利益が上がる。
明日の生活に困っている市民が何百万人といるのに、こうやって予算=税金が無駄遣いされている。
あなたは腹が立たないか?