8日は午前中はN4に、午後はN1に行った。
ガードレール沿いに各団体の横断幕が張られている。写真は韓国の弁護士たちのメッセージを記したもの。
ミーティングで各地から支援に来ている皆さんと、高江に泊まり込みで支援してきて今日帰る皆さんの紹介があり、終了後、記念撮影が行われた。
午前11時50分頃、沖縄防衛局員と作業員がN4に徒歩でやって来た。N1でもその前から作業が行われていて、住民、支援者の力を分散させるために、同時並行的に作業を開始している。抗議行動をしている間は膠着状態にならないと写真を撮る余裕がなく、自分がいる周りしか見られないので、テレビのニュース映像で全体の状況を知ってほしい。
http://www.qab.co.jp/news/2011020825680.html
作業員を米軍演習場の中に入れるために県道の路側帯で壁を作っている沖縄防衛局員。 三宅俊司弁護士が、裁判中なのに作業を行うことは許されない、すぐに止めるようにと抗議するが、防衛局員はそれを無視して工事を強行した。
作業員はいくつかのグループに分かれ、複数の場所から演習場内に入ろうとして、住民、支援者の力を分散させようとする。それでも入れないと、入口から離れた茂みの中を通って作業現場に行き、ヤンバルの貴重な森の破壊を行っている。N1でも今日は砂利袋を積んだトラックが2台やって来て、1台分は入れられている。
今日の住民、支援者の数は、沖縄防衛局側の半分ほどだった。相手は屈強な男性ばかりなのに、住民、支援者側は半数は女性で、年輩の方も多い。数だけでなく体力的にも格差がある。それでも必死になって抗議行動を行い、沖縄防衛局が思うような作業は行わせていない。ぜひ一人でも多くの人が高江に来て、ヤンバルの森の破壊を食い止め、住民の生活を守ってほしい。
また、今日は沖縄県の當銘健一郎基地防災統括監が高江の視察に来ていた。現場を自分の目で確認したと思うが、ぜひ高江で起こっていることを住民の視点に立ってとらえてほしい。沖縄の基地を米軍は66年も使用してきた。これだけ長期にわたり使用した基地であるなら、本来は無条件で返還されるべきものだ。圧倒的多数の沖縄県民は、辺野古であれ高江であれ、基地建設には反対であると思う。仲井真知事は高江の問題に対して態度を問われている。現場の混乱をかまわずに工事を強行しようとする沖縄防衛局に対して、沖縄県として工事中止を求めるべきだ。