
琉球古典音楽の重鎮で人間国宝の照喜名朝一氏は、「十七八節」にのせて自ら創作した琉歌を歌われた。
戦世に命 いくさゆにいぬち
失たる御霊 うしなたるみたま
極楽や永久に ぐくらくやとぅわに
平和御願 へいわうにげ
司会が琉歌を二度読み上げて照喜名氏を紹介し終えたとき、おきなわの塔のまわりの木々で鳥の鳴き声が響いた。沖縄では亡くなった人の魂は、鳥や蝶に姿を変えてこの世を訪ねて来ると言われている。墓参団に参加した遺族は、むるちちがちょーさや(みんな聴きに来ているな)と思ったことだろう。
鳥の声が止み、静かに歌が始まった。
戦世に命 いくさゆにいぬち
失たる御霊 うしなたるみたま
極楽や永久に ぐくらくやとぅわに
平和御願 へいわうにげ
司会が琉歌を二度読み上げて照喜名氏を紹介し終えたとき、おきなわの塔のまわりの木々で鳥の鳴き声が響いた。沖縄では亡くなった人の魂は、鳥や蝶に姿を変えてこの世を訪ねて来ると言われている。墓参団に参加した遺族は、むるちちがちょーさや(みんな聴きに来ているな)と思ったことだろう。
鳥の声が止み、静かに歌が始まった。
連日のレポートごくろうさまです。写真やテープ起こしの報告まであり、記念的な式典が臨場感たっぷりに伝わってきます。