海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

K8護岸で土砂陸揚げに抗議

2020-10-14 22:31:13 | 米軍・自衛隊・基地問題

 14日(水)は朝、カヌー8艇で松田ぬ浜を出発した。最近はガット船が大浦湾に入るのが早くなっていて、カヌーが辺野古崎に向かっている途中で、4隻(國喜18、寿鷲丸、第八藤進、松龍丸)が航路から大浦湾に入っていった。

 午前8時半頃、カヌーチームが辺野古崎付近まで来たときには、K8護岸にランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが始まっていた。K9護岸でも同じく土砂の陸揚げが始まっていた。

 大浦湾には今朝入った4隻のほかに、清明、神峰が停泊していて、順次ランプウェイ台船に土砂を移し替えていた。

 K8護岸に接岸している台船の土砂は残りわずかだったので、カヌーチームは平和丸、勝丸とともにオイルフェンス沿いで待機した。K4護岸では完成した壁の前に消波ブロックを設置する作業が行われていた。

 この日は午前中、K8護岸ではランプウェイ台船の入れ替えが2回あった。カヌーチームはその都度オイルフェンスを越えて台船に向かって漕ぎ、海保に拘束されたあとはプラカードを掲げて抗議した。

 昨日のブログでも紹介したように、本部港塩川区で積み込まれた土砂は、赤土の量が多く、これが黒石岩ズリかと呆れる代物だ。それが②工区に投入され、海の破壊が進められてきた。

 工事を止めるのは簡単なことではないが、沖縄県民があきらめて抗議を止めてしまえば、沖縄への基地押し付けは当たり前になり、悲惨な事件・事故が起こるのは目に見えている。現実逃避するわけにはいかないのだ。

 K1、K4護岸ではミキサー車が来て生コンの打設が行われていた。

 午後3時半頃、豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船・屋部3号が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。この時間帯に運ばれてきた土砂は、K2護岸付近に投入されていた。

 K2護岸とK4護岸では、午前に引き続き壁の前に消波ブロックの設置が行われていた。

 大浦湾からガット船・第八藤進と清明が出て行き、新たにかいおう丸と聖嘉が大浦湾に入った。

 午後3時57分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸でも土砂の陸揚げが行われていた。

 午前中は見えなかったmarumasa2号が土砂の移し替えを行っていた。ほかに朝入った國喜18も土砂の移し替えを行っていて、入ってきたばかりのかいおう丸と聖嘉が待機していた。

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本部港塩川区で埋め立て土砂... | トップ | 海上監視活動/埋め立てと護... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事