海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海上監視行動/土砂陸揚げなどの作業はなし

2023-12-23 22:44:19 | 米軍・自衛隊・基地問題

23日(土)はカヌー11艇、抗議船2隻(平和丸、不屈)で海上行動を行った。

 カヌーチームは午前8時14分頃に松田ぬ浜を出発し、辺野古崎に向かって漕いだ。行きは冷たい北からの向かい風となった。

 21日(木)から沖縄周辺の海は波が高く、ガット船が大浦湾に入っていない。そのためランプウェイ台船は土砂切れとなり、陸揚げ作業は行われていない。

 K8護岸には明神3号が木曜日から空の状態で接岸を続けている。

 豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見ると、K4護岸沿いに土砂が積み上げられている。

 海上からその様子を確認したかったのだが、辺野古崎側から見ると写真のように②-1工区に積み上げられた土砂が見える。

 年が明ければこの付近では、K5・K6・K7の護岸建設が始まる。その前には写真に写っている消波ブロックが撤去されるのではないかと思う。その動きに注意しておきたい。

 久しぶりに長島に上がり、休憩をとった。ジャーナの黄色い花が風に揺れていた。

 辺野古崎周辺や大浦湾は静かな景色が広がっていた。しかし、26日に国が代執行を強行すれば、長島の目の前の航路を、軟弱地盤の改良工事などに使用する作業船が次々と入ってくるだろう。

 2014年の7月に辺野古新基地建設が始まってから、来年は10年目を迎える。これまで9年余も辺野古の海・大浦湾でカヌーを漕ぎ、抗議行動を行ってきたことになるが、さらに長く厳しい闘いが続く。

 ウチナンチューよ、自分たちの海、島を守るためにカヌーに乗って抗議しよう。ライフジャケットを着け、抗議船が伴走するなかで、安全を最優先して抗議は行われている。しわーさんてぃんしむさ。

 運動神経の鈍い私でもやれるのだから、決して難しいことはない。海に出て初めて体験できることは多いし、何よりも海をカヌーで漕ぎ回るのは気持ちがいい。

 むちかしくかんげーらんぐとぅ、カヌー練習んかい申し込みしち、まじゅん海んかいいじてぃまんな。まっちょんどー。

 海上行動終了後は、弁当の差し入れをして続けてこられた皆さんとの交流会があった。長期にわたっておいしい弁当を作ってくださり、深く感謝します。にふぇーでーびる。

 


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