海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

3回拘束されたメンバーもいた、粘り強い抗議行動。

2017-03-16 23:52:23 | 米軍・自衛隊・基地問題

 所用で東京に行っていたので、16日は久しぶりの海上行動となった。朝、カヌー15艇で松田ぬ浜を出発し、キャンプ・シュワーブの映画館前の海から大浦湾まで広範囲に行動した。

 長島の近くからは目の前にポセイドン1が見えた。赤いクレーンの台船は汚濁防止膜を沖に下ろす作業を行い、赤白クレーンの台船はレジャービーチ近くで汚濁防止膜に空気を入れ海に下ろしていた。明日タグボートで曳航されると思われる。

 フロートから遠く離れた場所で行われている作業にはどうしようもないが、フロートの近くや外で行われている作業には、カヌーでも効果的な抗議ができる。コンクリートブロック投下や埋め立てに向けた事前調査が行われているのに、長島周辺や映画館前の海などで抗議を続けた。

 カヌーや船による抗議により、潜水調査やカメラを使った調査がかなり止まった。カメラを使う調査船は、カヌーが調査地点にいたため、午後はずっと沖で待機状態となった。

 午後3時を回った頃、赤いクレーンの台船が移動を始め、フロートの近くでコンクリートブロックを投下しようとした。残っていたカヌー11艇が、二度に分かれてフロートを越え抗議したために、クレーン付き台船は一時投下場所を離れて退避していた。

 最終的にはコンクリートブロックが投下されたが、粘り強く抗議を続けることが多様な形で作業に遅れをもたらす。この日は3回フロートを越え、海保に拘束されたカヌーメンバーもいた。カヌーで海に出るメンバーは皆、本気で工事を止めたいと思っている。だからこそ厳しいなかでも行動を続けられる。

 日本政府は3月末の岩礁破砕許可期限が切れても工事を強行する構えだ。森友学園問題や自衛隊の日報問題など、安倍政権の腐敗ぶりが噴出している。驕れる者も久しからず。安倍政権の命脈を絶たねばならない。ぜひカヌーチームに参加してほしい。初心者練習は下のブログを参考にしてほしい。

 http://henokoblue.wixsite.com/henokoblue

 


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