海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

自主練習

2015-08-19 19:00:43 | 米軍・自衛隊・基地問題

 19日は台風の影響で大浦湾の波が高くなっており、海上行動は取り止めとなった。リーフ内はまだ練習可能だったので、カヌー5艇で自主練習を行った。キャンプ・シュワブ内の解体工事現場ではバックホー1台が見えたが、午前中、作業は行われていなかった。

 リーフ内も台風の影響は出はじめていて、平島のあたりまで行くとうねりがあった。帰りはゆっくり松田ぬ浜の方に流されながら、黄色いブイを使ってゲーム形式で練習をしたりして、午前中で切り上げた。週末から来週初めにかけて、しばらくは台風接近のためカヌーは漕げそうにないので、その前に練習ができてよかった。

 海上からはキャンプ・シュワブ演習場内の山火事の跡がよく見える。樹木が失われたことで、土砂崩れを引き起こすことも考えられる。沖縄戦から70年が経っても、沖縄の山野に米軍の実弾が撃ち込まれ、破壊が続いている。70年間、この島から硝煙のにおいが消えたことはないのだ。

 昼食後、浜に流れ着いたビニールやプラスチックのゴミを拾って片づけた。浜を分断して米軍がフェンスを設置したため、浜の砂が道路に流出してアスファルトを覆っている。台風のたびに浜の入口がえぐられる被害も出ている。こういうフェンス一つでも潮の流れに影響を与えるのであり、埋め立て工事が行われたらどうなるか。これ以上の海岸線と海の破壊を許してはならない。

 


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