18日は雨模様の1日で沖縄防衛局は姿を見せず静かな時が流れた……、と書きたいところだが、午後からCH-46ヘリがN4で低空の旋回飛行や離着陸訓練をくり返し、激しい爆音をまき散らした。車で居眠りしていたら接近する爆音で起こされ、集落のすぐ近くで行われる離着陸訓練の騒音被害を体感させられた。
沖縄ではCH-46ヘリが上空を飛んでいるのは見なれた光景だ。しかし、これほど間近に機体を目にすることは、高江にでも来ないかぎり滅多にない。単なる騒音ではなく、空気の振動が体で感じられ、エンジン音やプロペラが空気を切る音など何種類もの音が神経を逆なでし、苛立ち、怒り、不安をかきたてる。
沖縄防衛局の広報誌『はいさい』第134号に「MVー22オスプレイの沖縄配備について」という記事がある。その中で、MVー22オスプレイは「騒音もCH-46と比較しておおむね低いとされていることを示した一定の情報はこれまで得ているところです」と書かれている。悪文の見本のような文章で、国語の小論文テストなら×が三つぐらいつくだろう。語尾を曖昧にするのは、自信のなさと実態をごまかしたい心情の現れである。
N4で実際にヘリの訓練音を体感すれば、「おおむね低い」という表現がたわ言でしかないことが分かる。比較対照となっている現在の騒音が、そもそも酷すぎるのだ。集落や県道のすぐ近くにこのような訓練場(離着陸帯)があることじたいが異常である。ましてやオスプレイパッドの建設など断じて許されない。1日も早く撤去すべき施設だ。