26日は午前8時ごろに高江に行った。N1ゲート前は大阪府警の機動隊とアルソックが市民を排除する壁を作り、前日に続き工事用道路に砂利を敷き詰める作業が進められた。ゲートから400メートルほどの地点までは、2011年の工事で砂利が敷かれた場所だ。その付近までは楽に作業が行えるだろう。
だが、その先には土砂崩れを起こした場所や道幅の狭い場所がある。赤土対策もやらなければならない。ずさんな工事が行われていないか監視活動も重要となる。
https://www.youtube.com/watch?v=vAwJR5ahNT4&feature=youtu.be
北勝建設のダンプカー10台ほどが砂利を積んで海兵隊北部訓練場メインゲートに入り、そこで待機して1台ずつN1にやってくると砂利を下していった。ダンプカーの前後は市民の抗議を予測して警察車両が警備している。道路上での抗議に対し、政府・沖縄防衛局がかなり警戒しているのが分かる。
26日は参議院選挙で再選を果たしたばかりの福島みずほさんが高江に来ていた。玉城デニーさんや山本太郎さんなど22日以降、国会議員の皆さんが姿を見せている。高江のヘリパッド強行の問題を国会でどんどん追及してもらいたい。沖縄に犠牲を強要して成り立っている日米安保体制の差別性、歪みを問わなければならない。
https://www.youtube.com/watch?v=uCjvo2NEFrs&feature=youtu.be
集会の合間には工事強行に反対するデモも行われた。国会議員はもとより、県内外の議会議員が高江の現状を自分の目で見て、日本という国が沖縄に振る舞っている行為の異常さ、歪み、差別を実感してもらいたい。この社会から民主主義が死滅しつつある風景は、沖縄だけの問題ではないはずだ。
https://www.youtube.com/watch?v=PCbsN5jpRKU&feature=youtu.be
高江でこの鳴き声を聞いたらまわりを見てほしい。ノグチゲラの姿を見ることができるかもしれない。売店前のガジマルの木には、今日もノグチゲラが来て実をついばんでいた。
午後は北勝建設のダンプカーが砂利を積んでくる国頭村の国場組採石場を見て回り、ついでに伊湯岳の山頂から北部訓練場の様子を眺めた。
伊湯岳からは新しく作られたプレハブの建物が並んでいるのが見える。写真はメインゲートから300メートルほどの場所で、コンテナサイズのプレハブのようだ。休憩所や事務所として利用されていると思われる。簡易トイレも並んでいる。
採石場には神奈川県警の機動隊のバスが止まり警戒態勢がとられているが、工事が進むのを黙って見ているわけにはいかない。自分たちの島を守るために遠慮はいらない。積極的に抗議していきましょう。
ヤマトゥの機動隊は自分たちの地元に変えれば沖縄のことなど忘れてそれっきりだ。しかし、この島で暮らす者はずっと基地被害に苦しまなければならない。きれいごとを言っていたら、いつかわが身に災いは降りかかるのだ。