海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前抗議行動/台風12号発生で埋め立て工事再開はさらに遅れるだろう

2022-09-07 23:13:41 | 米軍・自衛隊・基地問題

 7日(水)は午後12時頃にキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 台風11号が去って青空が広がるなか、20数名の市民がゲート前に集まり、選挙中も強行されている新基地建設に抗議の声を上げた。

 空トラックや生コンのミキサー車が主だが、ローラー車や生コンプラントのセメントタンクのような資材も搬入された。

 資材が入ったあとはゲート前でデモ行進をし、シュプレヒコールをやって2回目の抗議行動を終えた。

 午前11時39分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 ガット船やランプウェイ台船が台風避難を続けているため、埋め立て工事は止まったままだ。

 K1~K4護岸沿いのオイルフェンスは再設置されていた。カヌーで海に出たメンバーの話では、辺野古崎付近はまだ設置されていなかったとのこと。

 午後1時37分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 ガット船やランプウェイ台船、デッキバージなどが台風避難から戻っていないので、湾内で動いているのは作業和船と民間警備会社の船くらいだった。

 7日の昼頃、塩川沖にガット船・marumasa3号が戻ってきた。それ以外のガット船は羽地内海と大島湾にとどまっている。

 K9護岸とN2護岸の先端に設置するスパッド台船も、まだ羽地内海に避難したままとなっている。

 K8護岸では先端部を保護していた根固め用袋材が取りのぞかれ、ショベルカーが天端を叩いて高波を受けた跡の補修をやっていた。

 明日8日の午後に台風12号が発生し、沖縄に接近すると予報が出ている。週末から海が荒れ始めるので、ガット船やランプウェイ台船などの避難が来週まで続くかもしれない。

 汚濁防止膜などの再設置も難しいだろう。海の工事は気象条件に左右されるので、台風が連続すると2週間にわたって工事が止まることになる。

 午後5時からは白銀橋交差点で海上行動メンバーによる街宣活動が行われたので参加した。

 県知事選挙や名護市議会議員選挙に向けて、辺野古新基地建設や自衛隊強化、沖縄の戦場化に反対する候補者を当選させるために、海上行動と並行して街宣活動も毎日行われている。

 


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