海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

8月31日の辺野古新基地建設現場の状況/台風対策

2022-09-01 09:23:12 | 米軍・自衛隊・基地問題

 8月も最終日となった。31日(水)は午前9時26分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 台風11号接近のためガット船やランプウェイ台船は避難しており、土砂の陸揚げ、投入は行われず、埋め立て工事は止まっている。

 海は時化始めていたが、作業和船が出てオイルフェンスやフロート、汚濁防止膜の撤去作業に追われていた。

 午前9時49分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 台風11号接近のため、大浦湾からはガット船やランプウェイ台船はもとより、作業和船以外の船がすべて姿を消している。海の生き物たちはさぞ喜んでいるだろう。

 K9護岸とN2護岸の先端に設置されていた土砂陸揚げ用のスパッド台船も移動している。

 今回の台風11号は沖縄近海で迷走し、波が収まるまで時間がかかるが、大浦湾に工事関係の船舶が戻ったあとも、汚濁防止膜やスパッド台船の再設置などでさらに時間がかかる。

 埋め立て工事の再開は来週の半ば以降だろうか。

 K8護岸ではオイルフェンスなどの撤去作業を行っていた作業和船を陸揚げしていた。

 K8護岸の先端部は延伸工事で砕石がむき出しになっているので、根固め用袋材を置いて保護していた。

 作業和船を陸揚げしたあとも、K8護岸では台風対策の作業が続けられていた。

 大浦湾の一番外側に張り巡らされているオイルフェンスとフロート以外は撤去が進められていて、海岸沿いの仮設道路の上に置かれていた。

 この日は工事用ゲートも閉まったままで、資材搬入も行われなかった。

 工事の状況を見る前、朝早くから海上行動や監視活動の拠点であるテントの片づけをした。

 午後は夜まで実家の台風対策を行った。古い家なので屋根に上って瓦の修繕までやったのだが、台風が南にそれたおかげで、沖縄島北部の方は思ったよりも風雨が弱かった。このあと北上してくるのでまだ油断はならないが。

 


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