明日におあずけ!

艦nextの1/700大和…作ってみたい
(・∀・)
↑カニは放置かョ

道東ひとり旅6~網走監獄・アイヌコタン編~

2018年09月08日 | 旅行

神の子池を出た僕は腹ペコになりながらも






次なる目的地、網走監獄を目指します






ニホンオオカミかと思ったら量産型ワンコでした







15時00分、網走監獄到着









朝の10時過ぎにホッケフライバーガーを食べたっきり何も食べて来なかったのは、網走監獄に隣接する監獄食堂で『監獄食』を食べるつもりだったからなんですよね~♪
いや~、どんな臭い飯が食べられるのでしょうか♪
(о´∀`о)







14時30分で営業終了してました
(o∀o)

(ネットでは確か15時30分までと書いてたよう…な…)








『なんで臭い飯が喰われへんねん!』とココで発狂して大暴れなんか致しますとダイレクトに監獄に収監させられますので煮えたぎるハラワタを抑えながらも見学する事に致します…
(o∀o)
ハラヘッタヨー






監守さんが立ってはりますけどコレは蝋(ろう)人形なんですよね
他にも場内には至るところに蝋人形が紛れこんでます





網走監獄っていうと『網走番外地』のイメージですけど
恥ずかしながら年代的に網走番外地や仁義無き戦いとかは観た事がございません
『女囚さそり』は観てましたけどね
(↑オカシイぞ)





個人的には大人買いした漫画『ゴールデンカムイ』の作中に網走監獄が沢山登場するのでソレに感化されてる部分が大きいのだと思います
( ̄▽ ̄)ゞ
(とおまわりのヘルパー、りなさんも読んではりました♪)




網走監獄のイメージと言うと…単に寒~い過酷な刑務所くらいしか思い浮かびませんでしたけど

ココに来て初めて知ったのが…ロシア南下政策によって蝦夷地を先に占領されてしまわぬよう明治政府が先手を打つべく



未開の地に一般開拓民よりも遥か先に1,200人もの囚人を連れてきて




蝦夷の中央道路を作らせたのが北海道のそもそもの歴史の始まりなんですって
( ゚Д゚)
シラナンダ




囚人とは言え当時は奴隷のように劣悪な環境でコキ使われて沢山の命が失われたのでしょうねぇ…





そんな人々の犠牲の上に現在の北海道の繁栄が築かれていたなんて…
僕の住んでる大阪とはまた違った歴史の元に成り立ってるのですねぇ~
( ゚Д゚)







体験コーナー
『囚人服を着てみよ~♪』は





ベタな企画なのかもしれませんが






『鉄丸をつけて歩いてみよ~♪』なんてのは






なかなか珍しい体験ですよね
やりませんけど






『丸太枕をたたいてみよ~♪』て…







「たたき起こす」という言葉の語源が実は↑コレだったとはw







お次は監獄のメイン会場となります『舎房』






建物は放射状になっており






中央の見張台からは






5つの舎房が一目で監視できるように設計されております





それぞれの房舎はこんな感じ






ギバちゃんが座らされたりしております
(それかパンクブーブーの佐藤さん?)






ん~…この人は何処と無~く…







卍固めとか延髄斬りが得意そう…w
(  ̄▽ ̄)
モエルトウコン








↑当時は脱獄を企てる者も居たそうですが~






そんな中でも脱獄小説のモデルにまでなったとされる天才脱獄魔、『白鳥由栄』は






ゴールデンカムイに出てくる天才脱獄魔『白石由竹』のモチーフに間違いないですね
( ̄▽ ̄)b







実在した白鳥由栄は当時4.5メートルの塀を越えたり手錠を4個も破壊したり





毎日味噌汁を視察孔の鉄枠に吹き掛け、ネジを腐食させて壊してこんな狭い視察孔から抜け出したそうで…恐ろしい執念ですね







ちなみに監獄内ではゴールデンカムイとコラボした白鳥の豆せんべいや






食べていいオソマまで売られていました
(オソマはアイヌ語でウンコを意味します)






そんな感じで
監獄食が食べられなかったのは残念でしたけど
(↑暴れてたらこんな所に放り込まれてます)





監獄の歴史資料の価値は想像以上に素晴らしく、訪れた甲斐がありましたよ~♪
(о´∀`о)b







夕刻近くまでたっぷりと網走監獄を堪能しましたが
ココから更に、遅い時間まで開いてるというアイヌコタンまでもうひとっ走り頑張ります
(腹減った…)







お。ここに来てついに予報通りの雨が落ちて来ました






18時30分
阿寒湖のほとりに在りますアイヌ(コタン)に到着





ココではアイヌ民俗の踊りが鑑賞できるらしいのですが
次の公演は20時からのようなので小雨のなか時間を潰すべくコタン内をブラつく事に






伝承館にてアイヌ民族の資料を見学






あ。コレ…
アットウシという樹皮でできた衣装…







アシリパさんが着てるやつちゃうかな?
( ̄▽ ̄)







他にも鮭の皮で作られた靴、チエプケリや





ムックリ(口琴)なんかも初めて実物が観れました
(о´∀`о)ゞ






魚を獲る仕掛けなど
そんな感じで色々観たあと





アイヌの民芸村を歩き





アイヌコタンに来たら是非訪れてみたかった民芸喫茶『ポロンノ』さんへ








味のあるBGMが流れる店内は観光客だけにとどまらず地元のお客さんでもいっぱいです
(о´∀`о)b







カウンターに案内されメニューを見やりますと







そうそうコレ♪
ポロンノさんでは伝統のアイヌ料理が頂けるんですよね
(他のメニューも美味しい…と評価が高い)





僕は最初からアイヌ料理に決め打ちで来てますのでユク(鹿)オハウ(汁)のセットに





せっかくなので店員さんにオススメのアイヌ料理を訊いてもう1品頼みました







運ばれて来ましたオハウセット♪





豆やキビと炊き込んだアマムというご飯の上に
小鉢に入っていた↑メフンという鮭の血合いの塩辛を載っけて頂きます
( ̄▽ ̄)


血合いの塩辛だなんて…魚嫌いの僕にとったら一生口にしないだろうなと思っておりましたけど
意外に食べられちゃうのは旅の魔法のおかげなのでしょうか?
( ̄▽ ̄)





こちらがユク(鹿)のオハウ


ヒンナヒンナ♪
(美味い)
(≧▽≦)b





味付けは昆布と塩だけらしいのですが鹿肉は全く臭みがなくゴロゴロの山菜と相まって素材の旨味が引き立つ美味しさですね!
(≧▽≦)b






ちなみに追加で注文したポッチェイモは
乾燥させたジャガイモを焼いた料理らしいのですが
さつまいもを干して作る『こっぱ餅』とか『かんころ餅』のような食感ですね



ぶっちゃけ↑コレに関しては想定内というかフツーの味でした
(о´∀`о)
マズクハナイケド…






監獄食を食べ損ねたせいでホッケバーガー以来9時間振りに食事にありつけた事もあり尚更美味しく感じた夕食でありましたとさ~♪
(о´∀`о)b
ダイマンゾク!








チョロッと民芸品のお土産屋さんで時間を潰したりしてから





アイヌシアター『イコロ』に戻り千円払って20時からのアイヌの踊りを観覧
(場内は撮影禁止)
最後は観覧者も踊れるので旅の恥はかき捨てとばかりに僕もステージに降りて一緒に踊りましたよ~♪
(о´∀`о)
(↑いちびり)






イコロシアターのショーが終わったのが20時30分
そこから今夜車中泊を予定している40キロ先の道の駅『阿寒丹頂の里』へと向かいます

ソコまで辿り着いておけば三日目・最終日の釧路空港まで近いですし、22時まではお風呂も入れるみたいですので





予報通り雨足が強まって来てますが最後の力を振り絞って車を走らせます

昨年の青森もそうでしたが街灯が無く夜間の運転、特に雨中の運転は気を使いますねぇ
(;´Д`)
クラスギル…






21時30分に到着







お風呂に入るべくフロントに行きますと22時キッカリに施設を施錠するとの事だったので
(レジ締めも終えてはったのですけどわざわざ開けてくださいました…スミマセン)








網走監獄並みの素早さで体を洗って湯船に浸かりました


それでも皮肉にも今回の旅で入ったお風呂の中では一番気分的にユッタリくつろげていた…ような…
(ノ´∀`*)





風呂から車に戻ってからは
館内の自販機で買った冷え冷えのビールに~♪






来る途中のセコマで買ってぬる~くなったワインを飲みながら






相泊→知床峠→川北温泉→養老牛からまつの湯→裏摩周→神の子池→網走監獄→アイヌコタン…と

500キロ走りまわった超濃厚な旅の二日目を車中泊で終えたのでした~♪






ファイナルへとつづく