あずまクラブ(越前の守)です。正しい心の探究をします。

”人間は夢とロマンを持つから動物とは決定的に違う”から始めます。正しい心の探究です。

専門家が“富士山”噴火を警戒!28日朝“震度5弱”は予兆か

2012-01-29 11:14:49 | 日記
ZAKZAK より転載です。

朝の日本列島に緊張が走った。28日午前7時43分ごろ、富士五湖直下を震源とするM(マグニチュード)5・4の地震が発生し、最大震度5弱を観測した。昨年3月11日の東日本大震災以降、噴火の可能性も指摘されている富士山の近くだったこともあり、専門家は警戒感を強めている。

気象庁によると、震源地は山梨県東部・富士五湖で、震源の深さは18キロ。山梨県富士河口湖町や同忍野村で震度5弱となり、甲府市や神奈川県厚木市で震度4、東京都千代田区や横浜市でも震度3を観測した。

震度5弱の強い揺れに見舞われた富士河口湖町町のコンビニエンスストアの従業員(53)は、地震発生後時の状況について、「一気に下からガンッと強い揺れがきて、その直後に大きな横揺れを1分間ほど感じた。その後も小さな揺れが断続的に続いた」と話した。

28日午前9時現在までに、警察、消防など関係各機関に人的被害は報告されていないが、JR東海の東海道新幹線は新横浜-静岡間で上下線とも約10分間運転を見合わせた。

地震そのものによる被害はなかったが、多くの人が気になったのは、この地震の震源地が富士山ときわめて近い地点にあったこと。同日朝、本紙編集局に「富士山は噴火するのでしょうか?」と心配した読者から問い合わせもあったほどだ。

気象庁は同日午前会見を開き、この地震について「富士山の活動とは関係ない」との見解を示したが、大地震の後に火山が噴火した例は決して珍しくない。1707年の宝永地震(M8・6)の49日後には富士山が大噴火し、江戸にも大量の火山灰が降った。

「マグマだまりの中の炭酸ガスが発泡し、地中での上昇を繰り返して地上に一気に吹き上がる現象が噴火。地震の揺れがマグマだまりを刺激することになり、影響が心配です」と危惧するのは千葉大大学院理学研究科の津久井雅志准教授だ。

マグマ活動の研究を行う東京大学地震研究所の武尾実教授も、「富士山のマグマだまりは地下10キロ以内に1つ、15キロより深い場所に1つ。少なくとも2つあるといわれています。噴火発生前には地震が頻発する傾向にあり、警戒が必要です」と指摘する。

昨年3月15日には、同じく富士山近郊の静岡県東部で深さ14キロの地点を震源とするM6・4の地震が発生している。今回の地震とは震源地の位置こそ異なるが、気象庁関係者は、「すでに日本は地震活動期に入っている。M9の東北地方太平洋沖地震によって活発となったプレートの動きが富士山の火山活動に影響を及ぼしている可能性が高い」とも。今回の地震で、300年もの間、火山活動が鳴りをひそめている富士山の“目覚め”を危惧する声が広がるのは間違いなさそうだ。

zakzak
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二冊の新刊書、衝撃の「傍線」部分

2012-01-29 00:30:01 | 日記
幸福実現党観察日記 さんより転載です。

 今年に入ってからも、続々と幸福の科学の新刊は発売されているが、一月の上旬、発刊された大川総裁の二冊の書籍の「まえがき」と「あとがき」が、会員さんの間で話題になっている。
 大川総裁の書籍の、あとがきとまえがきは、総裁の本心が端的に書かれているので、毎回、新刊が出るたびに「最高の読み所」であるといえるが、今回はさらに非常事態だ、という。
 問題の一冊は、「北朝鮮終わりの始まり」……亡くなったばかりの金正日の霊言と、金正恩守護霊の霊言。
 「まえがき」「あとがき」を読んだ会員さんが、
 「……はじめて見た」
 と慄然としていた。
 どの部分を指してのことか。
 それが、金正恩の霊言あとがきとまえがきの「傍線」である。
 出版された時点で、文章の一部に傍線がついている。
 会員さんの中でも、草創期から総裁の本を楽しみに読み続けている人たちに聞いてみるが、みな、
 「総裁先生が、まえがきとあとがきの文章に一部、傍線をつけるなんて、そんなこと今まであったっけ?」 「これはよっぽどのことだよ」といっている。
 この「傍線」が引かれているのは、すべて合わせてもほんの数文。
 そこには主に二つの内容が書かれている。
 一つは
 「北朝鮮の惨状を今年で終わらせる。あの国を民主化させ、南との垣根を取り払う」
 ということ。
 もう一つは、なんと、金正恩氏への直接の呼びかけなのだ。
 また、同時に発刊された新刊書籍、「国家社会主義への警鐘」のあとがきにも驚かされる。
 あとがきが、ほとんどまるまる金正恩氏への直接の呼びかけとなっている。(書籍本文は、野田政権と政治問題に関する鋭い分析が満載)
 ……この傍線つきのまえがき・あとがきからは、『絶対に未来をこのようにしてみせる』という大川総裁の、もの凄く強い思念の力を感じる。
 世界の人々を動かす宗教者が、絶対の意志・強烈な念をこめて、「北朝鮮の開放」を唱えている。これは、誰のどんな祈願より強烈に効くだろう。
 さらに、このまえがきとあとがきを繰り返して読んでいると、総裁は、北朝鮮の人々のことも我が子のように感じて、一人でも多くの人の不幸をすぐにでも止めたいと、強烈に、切実に、願っているのがわかる。
 その国の一人一人の痛い思い、辛い思いを知ろうとすれば、全て知ることができる、それが宗教家なのだろう。その意識を北朝鮮に振り向ければ、どれほどの人々の苦非が伝わってくるものか……その大量さと悲痛さは、我々には想像もできない。その苦非をことごとくなくしてしまう機会が、ようやくきたのだろう。
 総裁にとって、北の崩壊のスタートが、今年一年の大きな懸案の一つなのだとしみじみ感じられた。

 同時に、もう一つの強調部分である、「金正恩氏への語りかけ」はどう考えたらいいのだろう。
 普通に考えたら、
 『いくら語りかけても、日本の宗教団体の新刊が、金正恩氏へ翻訳されて届くことはないのでは……』と、思われる。
 だが、今回の金正日暗殺のすっぱ抜きで、もう幸福の科学と大川総裁は北朝鮮から十分にマークされているのではないかと思う。この発言は、翻訳されて北のトップに伝わる可能性が高い。
 もしも、この世的に伝わることはなくても、金正恩の守護霊霊言を読むと、彼の守護霊は、それまでの唯物論者の守護霊と違って、明確に自分が霊であることを自覚しているから、これは明らかに守護霊に対して強い勧告をかけている、とも思われる。
 怖いことに、あとがきの中で、大川総裁は、金正恩氏の未来について、「良くて武田勝頼、悪ければムッソリーニ」と説いている。
良くて勝頼……武田勝頼は、親族や譜代の家臣達に次々と裏切られて自害している。(←これが「いいほう」の最期ですか!)
 悪ければムッソリーニ……あとがきでも軽く説明してあるが、処刑後、遺体は広場に晒し者にされ、死してなお罵声と銃弾を浴び、その後で、広場の屋根から吊された。
 ……それが金正恩氏の未来だ、と断言している。
 読むだに、もう、北朝鮮の崩壊は確定事項だ、と思わされる。
 その中で、大川総裁は、正恩氏をも、我が子のように救いたいのだ、とわかる。
 総裁は、「父を暗殺」という事実をすっぱぬくことによって、金正恩氏を追い詰めている。この「薬」は、すでに内部で効き目を現しているだろう。
 だが、それは正恩氏を抹殺したいのではなく、北の悲劇を終わらせ、なんとか彼も罪の軽いうちに、救われて欲しいからなのだ。
 それがこの呼びかけではないか。
 大川総裁は、「今ならまだ間に合う、これが最後だ、早く戻ってくるのだ!」と、北の、就任したばかりの独裁者の中の、奥底に眠る仏性に、激しく語りかけている。
 あとがきひとつを、まるまる使って、である。
 それは彼を仏の子としての正しい道に引き戻し、救うのみならず、速やかに北の人々から苦しみを取り除く最良の手段でもあるのだ。
 新刊における、これらの「傍線」からは、仏というものが、現実に存在する悪に対してどのような態度をとるか、という好例をまざまざと見せられたように思われる。

 さて、この金正恩の守護霊霊言が「外憂」に関する総裁の解答なら、同時に発刊された書籍「国家社会主義への警鐘」は、「内患」に関する総裁の回答集だ。
 何が凄いと言って、この本、誇張ではなくて、本当にページを一枚めくるごとに、必ず見開きに一つ、「おおっ!」と刮目するような、分析、あるいは対策が提示されている。総ページ数150p程度なので、見開きごとに一個というと、七十件近い「おおっ!」という論点、助言、示唆が埋まっていることになる。
 なんとも、政治的センス・オブ・ワンダーに溢れた、とでも言おうか、快刀乱麻とでも言うべき、もの凄い本だ。同時に、総裁に答えるついき党首の受け答えが抜群に安定していて、全くストレス無く読むことができることも大変に嬉しい。

 最近では、大川総裁の書籍は、現在、すべてが講義録に近いものになっていて、書き下ろしは滅多にお目にかかれない。
 だが、映像を支部で見た人でも、「書籍を買っても目新しいことはないのでは」などと思っていると、「ぎゃっ!」と叫ばされることになる。
 この二冊の新刊では、心底それを痛感した。

 大方の予想に反して、今年は、海外では北の崩壊が始まり、国内でもマスコミの予測をはるかに裏切る現象が続出してくることだろう。
 折しも、日本では国会も開催され、またもや連日、民主の問題の本質を次々鋭くついた自民の質疑が展開され、どこの寄席かと思うような民主党の答弁がなされている。
(昨日の質疑、『クリオネ父さん』の異名を持つ細田博之議員による『民主党めった切り』は痛快であった)
 総裁の言う「ドジョウ料理」のタイミングとしてはちょうど良い。
 実現党も、明日土曜日、大都市三箇所で、同時デモを行うとのこと。
■民主党・野田政権の即時退陣を求めるデモ
 東京……1月28日(土)13:00 東京代々木公園ケヤキ並木(プロムナード) 集合/13:30出発
 大阪……1月28日(土)13:00 扇町公園 集合/13:15出発
 名古屋……1月28日(土)13:00 セントラルパーク久屋公園(松坂屋南館・東)集合/14:00出発
 (詳細はhttp://www.hr-party.jp/new/2012/18816.html)

 前二政権をも壊滅に追い込んだ実現党が、いよいよ野田政権を料理にかかる。
 ……これから、金正恩氏が、野田首相が、日本の経済がどう動くのか。
 今年はおそらく、大川総裁の前掲の二書がなければ、読み解きが不可解な成り行きが続出し、マスコミもネットの衆も、百家争鳴、右往左往することになるだろう。
 だが、読者はすでに、この新刊二冊によって、総裁から読者に、「先の見通し」という名の、「大人のお年玉」を頂戴した。年初から、知人にばらまきたくなるような本である。
 まことにうれしく、ありがたい。
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戦後体制からの脱却-3

2012-01-29 00:15:51 | 日記
夕刻の備忘録 さんより転載です。

昭和二十七年四月十日、NHKは『君の名は』の放送を開始した。

「忘却とは忘れ去ることなり。
忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」

ラジオから流れるこのナレーションは、まさに一世を風靡し、漫才のネタにもなるほどであった。この番組のことを語る人は少なくなったが、「真知子巻き」なる言葉は今なお生きている。それをそうと知らずに、マフラーを巻いている人もいるかもしれない。

同年四月二十八日、サンフランシスコ講和条約発行。
即ち、なお占領下での番組開始であったことになる。

政府も機能し、天皇陛下も御退位されることはなく、戦前と戦後はあたかも連続的に繋がっているようにも思えた。主権は無くとも日本国は、「日本国のままであるか」の如く錯覚していた。それが「占領下」であることを、「一般の国民には忘れさせ」、そして資本家や支配層には「徹底的に分からせる」という占領軍の意図通りの進展であった。

そして、六十年目の春が来る。

               ★ ★ ★ ★ ★

「戦後体制」について「忘却」を主題に書いている。

さらに遡れば、昭和二十二年五月三日・新憲法施行。
同年六月朝日新聞にて『青い山脈』の連載が開始される。

昭和二十四年、その主題歌は爆発的なヒットとなった。西条八十作詩、服部良一作曲になるこの歌、ある程度の年齢の方なら恐らくは懐メロの筆頭であろう。カラオケでの定番にしている人もいるだろう。しかし、その歌詞は何を意味しているか。特に、四番まである中で、その二番の歌詞は何を指しているのか。

 古い上衣よ さようなら
 さみしい夢よ さようなら
 青い山脈 バラ色雲へ
 あこがれの
 旅の乙女に 鳥も啼く

古い上衣とは何か。さみしい夢とは何か。戦前の「軍国主義」を呪い、旧体制を「古い上衣」に譬えて、それを脱ぎ捨てることで「明日への希望」を見出す、そう理解された。「男女席を同じうせず」を廃し、人間を鍛える場としての学校を否定して、楽しく暮らしていければ「それでいい」という考え方を、学生達の恋愛ゲームに託して広めた作品である。そして、恐らくは作者の意図を遙かに越える形で、この作品には摩訶不思議な「力」が与えられた。

当時からそう理解して、そのままプロパガンダに転用する勢力があった。勿論、占領軍の意図もあった。そんなこととは無関係に、面白い作品として楽しむ人がいた。そして、そのメッセージの中に潜む「毒」について指摘する人達を、「考えすぎだ」「取り越し苦労が過ぎる」「頭が固い」「作品として面白ければいいじゃないか」といって、全く取り合わなかった人達も多かった。今の捏造「××ブーム」なるものを批判して、デモ活動を行っている人達に向けて、「考えすぎだ」と冷笑している人達と状況は変わらない。真面目な警告は常に無視される運命にある。

過去を忘れ、過去を否定することが、「正義の証」とされた時代である。敗戦直後からこうした「政治工作」は続けられてきた。それが「辛いことは忘れたい」「忘れることが先決だ」という風潮により、一段と加速され、拡大していったのである。

               ★ ★ ★ ★ ★

神戸や東北の震災でも分かるように、近隣地区に住まいされていても、実際に被災された方と、そうでない方がいる。それと同じように、最終的には内戦にまでは至らなかった状況では、親戚が徴兵され、学校では軍事教練が行われていても、確かに窮屈で暮らしにくくなったとは思っても、それを「大規模な経済不況」の一つ程度に認識している人もいたのである。個別に話を聞けば、必ずそんな人に出会える。親兄弟親戚を辿れば、「偶然とか」「運良く」とかいう言葉と共に、そうした話が聞けるはずだ。

戦時において、筆舌に尽くしがたい苦労をされた方を否定し、それを軽視するのではない。今も昔も、時の世界の標準から見て「日本が極めて自由な国であった」、その証拠を挙げたいだけの話である。しかし、この種の話がマスコミを通して拡がることはないのである。

何故なら、戦前が「自由な時代」であっては困る連中がいるからである。我が国には、我が国独自の民主主義もあり、表現の自由もあり、就職や恋愛の自由もあったことを、当時の世界の先進国との比較をして見ても、胸を張って誇り得る「一大文化国家」であったことを、知られては困る連中がいるからである。

誇るものを探すのに苦労して、必死で歴史を捏造する国家も哀れであるが、その反対に世界に誇れる文化を持ちながら、それが一切無かったかの如く「逆捏造」して、国家を侮辱し罵倒することが、さも良心的であるかの如くに振る舞い、そのことだけで地位を上げていく連中がいる国家もまた悲劇的である。

「廃墟に殿堂が建って居た」かの如き嘘を吐くのも無残なら、「殿堂は廃墟であった」かの如く偽るのもまた無残である。このままでは、「歴史を捏造・逆捏造する国家」として比較の対象になってしまう。

実際、「捏造」と「逆捏造」は仲が良い。お互いに都合がよいからである。利害が一致するからである。今日も今日とて、総理大臣が答弁中に「ある仕草で水を飲んだ」、すると議場から拍手が湧き上がった。それが何を意味するか、分かる人には分かる話である。本人の真贋はさておいて、日頃の交際範囲がよく分かる話である。

捏造に媚び、逆捏造に励む、それが今の政府なのだ。
事勿れ主義が極まると、亡国にまで至る。
戦後体制とは、忘れることに始まり、捏造に終わる。
嘘の拡大再生産こそが、その本質なのである。
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ホルムズ海峡波高し!――「日本の生命線」の危機に備えよ!

2012-01-29 00:09:31 | 日記
[HRPニュースファイル164] 転載

イランの核開発問題を巡って、ホルムズ海峡は急速に
「一触即発」の状況に近づいています。

既にアメリカはイラン周辺に空母2隻を配備。

これまでのアメリカの対応などから、アメリカが
本気でイランとの戦争を準備している可能性が強まっています。

ホルムズ海峡を巡って、欧米とイランが開戦する
事態に至れば、中東に石油を依存する日本にとっては、
決して対岸の火事では済まされません。

昨年末、アメリカは核開発を続けるイランへの経済制裁
の動きを急激に強め、オバマ大統領はイラン中央銀行
と取引を行う企業や金融機関への罰則を定める
「2012会計年度国防権限法案」に署名しました。

同中銀はイランの原油取引の決済の大部分を担って
いるため、イランから原油などを取引している全て
の国が対象となり、アメリカ主導の「経済封鎖」
網が敷かれることになりました。

これに呼応して、EUは1月23日、イラン産原油の
輸入禁止を決定。豪州もEUに同調しています。

日本政府はイラン産原油の輸入削減を含む具体的な
圧力強化策を米側に提示しています。

こうした動きに対して、イランは世界の海上石油貿易量の
3分の1以上が通過するホルムズ海峡を封鎖すると警告。
緊張状態が続いています。

この流れを見ると、同じような歴史を思い出す方も
いるでしょう。

そうです。かつてアメリカが太平洋戦争開戦前の1941年、
日本に対して行った「ABCD包囲網」です。

当時日本は、この「包囲網」によって石油が輸入できなく
なり、自滅的な「開戦」を余儀なくされました。

今回は逆に、イランが自国の経済収入の柱である石油輸出
を止められる形で、「開戦」に追い詰められているようにも
見えます。

この流れを見ると、アメリカは並々ならぬ決意でイランを
追い込み、戦争をしようとしているようにも見えます。

だとすると、なぜアメリカはイランと戦争を始めたい
のでしょうか?

これについて、国際関係研究家の北野幸伯氏は
『RPE(ロシア政治経済ジャーナル)』で、アメリカは以下の
五つの理由で、イランとの開戦を決意していると主張しています。


1.ドル体制防衛――石油のドル建て決済を中止した
イランの現政権を倒し、傀儡政権を樹立させ、決済通貨をドルに戻したい。

2.石油、ガス利権――原油確認埋蔵量世界4位、
天然ガス埋蔵量世界2位という世界有数の資源大国の利権を確保したい。

3.公共事業――アメリカは軍産複合体が経済を動かしているため、
経済浮揚政策として開戦したい。

4.イスラエル防衛――大統領再選に向けて、
イスラエルの宿敵イランを攻撃することで、国内ユダヤ人の支援を得たい。

5.中国封じ込め――米中関係悪化に備え、中東産油国を
脅して中国に原油を売らせないようにするため、
イランに親米政権を作りたい。

今回のイラン制裁強化に対しては、様々な見方・見解が
ありますが、弱肉強食の国際政治の現実と、アメリカの
国益の観点から見た視点として、北野氏の分析も説得力があります。

危機管理の鉄則は「最悪の状態を想定して最善を尽くし、
最悪の状況を抑止し、被害を最小限に抑えること」です。

日本政府は外交交渉によってイランと欧米諸国との仲立ちをし、
核問題と海峡封鎖の問題に目途をつける努力は当然すべき
ですが、同時に、戦争が勃発した場合の対策も迅速に進めて
いく必要があります。

開戦によってホルムズ海峡が封鎖されれば、最もその影響を
受けるのは日本です。


現在、日本の1次エネルギーの8割強を石化エネルギーが
占めており、その内、原油は中東地域からの輸入が86.6%を
占めており、中東原油の主要な原油の積出港は全て
ホルムズ海峡の内側にあります。


同地域が通過できなくなれば、原油価格の高騰と共に、

「脱原発」によって電力各社が依存度を高めている
液化天然ガス(LNG)価格も高騰し、電気料金が急騰し、
国民生活と日本経済は壊滅的な打撃を被ります。

にも関わらず、民主党野田政権はエネルギー安全保障に
対する対策や備えを行っているふしはありません。

24日の野田首相の施政方針演説でも、今回のイラン危機に
対しては「各国と連携して適切に対処します」と触れた
のみです。

この事態に備え、日本独自の防衛行動も必要です。

例えば、イランはホルムズ海峡封鎖に当たって機雷の敷設
が予想されます。だとすれば、日本は事前に「訓練目的」
と称して、自衛隊の掃海艇を現地に派遣しておくことも
検討すべきです。

また、「エネルギー安全保障」強化も不可欠です。

具体的には、福島原発事故で低下したままの原発の再稼働を
迅速に進め、原油輸入が滞った際のエネルギー不足、
電力危機に備えるべきです。

馬鹿げたことに野田政権はこの非常事態に「増税」に向けて
全力を投入しています。鳩山・菅・野田政権と、民主党政権は
「危機管理」を放棄し続けています。

しかし、幸福実現党が主張し続けているように、
「国民の声明・安全・財産」の確保や「エネルギー安全保障」
の強化こそが、政府が取り組むべき最大にして喫緊の課題であるのです。

(文責・矢内筆勝)
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FRBの「インフレ目標」導入であらわになる「日銀の無策無能」

2012-01-29 00:08:24 | 日記
[HRPニュースファイル165] 転載
2012年1月27日

米連邦準備制度理事会(FRB)はとうとう25日、
インフレ率2%を長期的なゴールと位置づける
「インフレ目標」の導入に踏み切りました。

同時にゼロ金利を2014年まで延長することも決定しました。

26日の朝日、読売、毎日、日経、東京の夕刊はどれも、
このニュースを一面で取り扱っています。
27日の朝刊各紙にも大きく報道されました。

FRBのバーナンキ議長は「インフレ目標」導入について、
「2%の目標を明確にすることで、物価の安定化や
適度な長期金利を促すことができる」と説明しています。

「インフレ目標」とは、政府や中央銀行がインフレ率
(物価上昇率)の目標を設定・公表し、
その達成に主眼を置く金融政策のことです。

インフレ目標は、1990年にニュージーランドが採用して
以来、カナダ、イギリス、韓国など20カ国以上で採用
されています。先進国でインフレ目標を取り入れていないのは、
日本と米国だけでした。

幸福実現党は2009年の立党当初より、
「3%程度のインフレ目標値を設定」することを
マニフェストに掲げて来ました。

しかし、日本では日銀を筆頭に「インフレ目標」に
対して否定的な論調が主流を占めています。

日銀が反対している理由について、嘉悦大学教授の
高橋洋一氏は「インフレ目標にすると、それを達成
できない場合には、日銀に説明責任が発生するが、
日銀はそれを嫌っていたのだ」と述べています。

(高橋洋一の民主党ウォッチ
「FRB、ついにインフレ目標導入『取り残された』
日銀どうするのか」⇒ http://p.tl/2F2n)

日銀は、これまでもデフレに対して無策でしたが、
「インフレ目標」に対しても、自らの責任回避のために避けて来たのです。

今回、FRBがインフレ目標の導入に踏み切った事で、
日銀の「米国もインフレ目標をやっていない」という主張は
説得力がなくなります。

一方で、「今回のような法的拘束力のない『インフレ目標』なら、
日銀は既に設定している」という日銀擁護論も出ています。

しかし、東京大学大学院教授の伊藤隆敏氏は
「日本銀行も1%程度の上昇率を示しているが、
それはあくまで『望ましいと考える水準』にすぎない。

デフレから脱出するためには『いつまでに何%にするのか』
を示すべきだ。それに、海外では2%の目標が一般的で
1%は低すぎる」と述べています。(1/27 朝日)

日銀のデフレに対する無策ぶりに対しては、例えば
ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン博士は
「今、日銀が重い腰をあげないというなら、日銀総裁は
銃殺刑に処すべき」とまで酷評しています。
(2010年08月20日週刊『現代』独占インタビュー)

日銀の白川総裁の東大時代の恩師であるエール大学の
浜田宏一教授は、2010年に出版した著書の中で、
教え子たる白川総裁に対し、「いまの日銀は、金融システム
安定化や信用秩序だけを心配して、本来のマクロ金融政策と
いう『歌』を忘れたカナリヤ」だと警告しています。

白川総裁はこれらの批判に耳を傾けることなく、
「私は日本の政府・国民は財政バランスを回復する意志
を持っていると信じている。これがマーケットの信任に
繋がる」と、非常に抽象的な表現で煙に巻き、
緊縮財政デフレ路線を正当化してきました。
(2011/4/25 NHKクローズアップ現代
「復興の道筋 日銀・白川総裁に問う」)

白川総裁は積極的な金融緩和に対しては
「通貨の信認を守る」の一点張りで、何もしないことの
言い訳にしています。「デフレ放置」が仕事であるかの
ような日銀白川総裁の石頭に、もはやなす術が
ないかの如きです。

奇しくも、米国のインフレ目標導入が大々的に報道
された1/27日に『日銀総裁とのスピリチャル対話』
(大川隆法著、幸福実現党発行)が店頭発売となりました。

一種の「神仕組み」と言えましょう。
⇒ http://p.tl/lidn

本書は白川日銀総裁の本心を明らかにする
「守護霊インタビュー」であり、抽象的な表現、
煙幕の奥にある白川総裁の本心が見事に解き明かされており、
今、日本を貧しくしている「元凶」が白日の下に晒されています。

「日銀のメンツをつぶしたくない」という白川総裁のメンツなど、
どん底の日本経済を救うことに比べれば瑣末なことであります。

もちろん、「インフレ目標」は万能ではありません。

「インフレ期待」を醸成しつつ、日銀の金融緩和との
コラボで、政府が効果的な財政政策や大胆な規制緩和を
打ち出し、経済を回復・成長軌道に乗せることが不可欠です。

幸福実現党は、リニアモーターカー等の高速交通網の
全国整備、航空宇宙産業等、ロボット産業等、新たな
基幹産業振興に向けた、確かな未来ビジョンを有しています。

幸福実現党は必ずや、大胆な金融政策と財政政策の
ミックス政策を通じて、「新・所得倍増計画」を実現して参ります。

(文責・加納有輝彦)

執筆者:加納 有輝彦 (5)
幸福実現党 岐阜県本部幹事長
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「二宮金次郎像の撤去」が示す、「本質に着目できない愚か者」の実態。

2012-01-29 00:04:25 | 日記
蘭月の勉強部屋 さんより転載です。

二宮金次郎の像、ご存知ですか。
薪を背負って本を読む少年の像です。

私を含め、若い世代はイマイチ、ピンとこない人も多いかもしれませんが。
特にご年配の方々の時代は、全国の学校に必ず二宮金次郎の像があったことでしょう。
また、その意味もしっかりと教わってきたのではないでしょうか。

しかし、この二宮金次郎の像を、あり得ない理由で撤去する動きがあるようです。

【二宮金次郎像:勤勉精神いまは昔、各地で撤去相次ぐ】

記事によれば、老朽化に伴い、どんどん二宮金次郎像の撤去が進んでいるとのこと。

>市教委の調べでは、かつて多くの市立小にあったはずの像も、37校のうち現在残るのは9校。銅像は戦時に供出され、残った石像も70年代のベビーブームに伴う校舎の建て替えで大半が撤去されたらしい。

滋賀県大津市では、もはや4分の3の小学校で、二宮金次郎像が撤去されているんですね。
この像の存在、そして二宮金次郎自体も、知らない子供の方が増えているということになります。

まぁ、老朽化した像は、客観的にみて危険なので、そのままにしておくことは問題です。
しかし、撤去というのは、私は個人的には賛同しかねますね。

だって、撤去される「理由」が、酷いんですもの。


>「戦時教育の名残という指摘や『歩いて本を読むのは危険』という保護者の声もあり


「歩いて本を読むと危険?」……眩暈がしますねぇ。


二宮金次郎像は、「歩いて本を読みなさい!」と教えるために造られた像なのか。違うでしょ。


二宮金次郎像が、危険行為を推奨するためにあるものだと、本気でそう思っているのでしょーか?
なんという短絡思考、なんというバカ。

歩きながら本を読むと危険。そんなことは、親や教育者が言うまでもなく、誰でも分かることなんです。
そんなアタリマエのことを象徴するために像が建てられるんだったら、日本国中、像だらけになってしまいます。

というか、子供が「二宮さんだって本を読みながら歩いてるじゃないか!」なんて屁理屈言ったら、そーゆー時こそ教育のチャンスなんですよ。

その瞬間を見逃さず、二宮金次郎像の本質を、意味を、大人が教えてやらなくてどうするのか。
「歩き読みは危険」などというガキ臭い理由で、道徳教育の「教材」を撤去してどうするのか。
今の大人どもは、子供に道徳の一つさえも教える能力がないのか。



恥ずかしいと思わないんでしょうかね。
……あぁ、本質を知らないから、恥ずかしいなんて発想にそもそも至らないのか。哀れですねぇ。
いや、哀れなだけならまだしも、迷惑極まりないので勘弁して頂きたいのですが。

「戦時教育の名残」に至っては、もう露骨にサヨク臭がします。
いいですか?

戦前だろうが戦中だろうが戦後だろうが、道徳観・倫理観は大切なんです。
戦中に道徳を教えてました、で、戦争に負けたから「道徳は良くない」とか、どこまでアホなんですか。


戦争に負けた=それまでの全てを否定せねばならない、ということではありません。
アメリカだってベトナムで負け、アルカイーダのテロも防げず、中東では失敗続きじゃないですか。中国だって何度、ボコボコにされてきましたか。ヨーロッパ諸国も。

世界を見渡してみれば、一度も負けなかった国を探す方が、難しいのです。
しかし、世界のどの国も、戦争に負けたからといって、自国を全否定したりはしません。

悪い所は直し、良い所は大事にする。たったそれだけのことを、どうして理解できないのか。
どうして「戦争に負けたから」といって、戦時、戦前の「良き文化」まで捨てる必要があるのか。



なんで、日本だけが「良い所」まで含めて全てを否定せねばならないのか。日本だけが、この点、異常なのです。

二宮金次郎像を撤去させる教育者、そして保護者。
この事案は、彼等が、いかに物事の本質を見られないアホなのか、ということの象徴です。


いや、そもそも「道徳教育=悪いこと」だというのでしょうか?

1904年から使用された、最初の国定教科書である「尋常小学修身書」では、「孝行・勤勉・学問・自営」を象徴する人物として、二宮金次郎は描かれています。
また、尋常小学校の唱歌には「柴刈り縄ない草鞋をつくり、親の手を助け弟を世話し、兄弟仲良く孝行つくす、手本は二宮金次郎」と歌われたそうです。

こういった精神こそ日本の根幹であり、故にこそ、日本の道徳観・倫理観は世界で賞賛されるのです。


東日本大震災で、日本の秩序や道徳観、倫理観に世界が驚嘆しました。
それも、日本の根幹に、世界に冠たる「道徳」があるからこそです。
二宮金次郎像は、その「道徳観」の一端を象徴する像なのです。

この「本質」を理解できない人間が、安易な「歩き読みは危険だ」「戦時教育の象徴だ」などと妄言を吐き、二宮金次郎像を撤去させるのです。
ツッコんで言えば、世界に誇るべき日本の道徳観・倫理観を貶め、失わせようとしている。

意図的なのか、無意識なのかは分かりません。人によるでしょう。
しかし、いずれにしても、それは日本人として間違った行いであると、私は断じます。

「像」を見るのではなく、「像の本質」を刮目して見よ。


サヨク脳の方々に、そう言ってやりたい気分です。
貴方達は、物事の上っ面しか見えていないと。
コメント
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