昨日、30年以上前にみた映画、「砂の器」(昭和49年作)(監督:野村芳太郎、原作:松本清張、脚本:橋本忍、山田洋次、音楽監督:芥川也寸志、出演:加藤剛、丹波哲郎、加藤嘉、緒方拳、森田健作、島田陽子、佐分利信)がWOWOWで放映され、ついつい見入ってしまった。
家内も食事の用意そっちのけで・・・・・・ハンカチ片手に
改めて、本作品の重厚感と美しい映像、親子の繋がり、ハンセン病による差別、映画のために作られた音楽“宿命”が流れる中、放浪する父と子の悲しみ、それを包み込む美しい映像・・・・・いつ見てもこの場面は目に焼きついてくる。
社会派推理小説として一世を風靡し多くの国民に読まれた小説の映画化で、当時大ヒットした記憶がある。
この小説は、過去何度も読み返したが、いつも涙して読んでいた。その小説の場面が忠実に映像化されており日本を代表する映画のひとつであると思っていたが、今回再び見ることができ感銘を受けた・・・・・・・小説と映画では脚本で部分的に手が加えられているが、それはそれですばらしい作品。
「映画:砂の器」(出典:AmazonHP)
映画では、キーになるポイントポイントで、演技達者な役者さんが顔をだしておりそれを見るのも楽しみの一つ。
渥美清、殿山泰司、菅井きん、春川ますみ、笠智衆、信欣三、山谷初男、花沢徳衛さんたちのワンポイントの素晴らしい演技。
久しぶりにいい映画を観ることができた“小さな幸せ”に感謝(咲・夫)
[あらすじ]
ある夜、蒲田駅の操車場で、一人の男の他殺死体が発見された。被害者の身元は不明で、唯一の手がかりは被害者の東北訛りと、「カメダ」という言葉のみ。警視庁の捜査は難航を極め、一度は継続捜査となるが、警視庁捜査第一課の今西刑事と蒲田署の吉村刑事は持ち前の粘り強さで、遠回りをしながらも真実に近づいていく。
一方、そのころ「ヌーボー・グループ」とよばれる、若い世代で新しい芸術論を唱えるグループがいた。今西はその中の一人、評論家関川重雄の愛人・恵美子に接触。やがて本浦秀夫という一人の男にたどり着く。本浦秀夫は、石川県の寒村に生まれた。父・千代吉がハンセン氏病に罹患したため母が去り、やがて村を追われ、やむなく父と巡礼姿で放浪の旅を続けていた。秀夫が7歳のときに父子は、島根県の亀嵩に到達し、駐在の善良な巡査・三木謙一に保護された。三木は千代吉を療養所に入れ、秀夫はとりあえず手元に置き、のちに他所と養子縁組させる心づもりであった。
しかし、秀夫はすぐに三木の元を逃げ出し姿を消した。大阪まで逃れた秀夫は、おそらく誰かのもとで育てられた、あるいは奉公していたものと思われる。その後、大阪市浪速区付近が空襲に遭い、住民の戸籍が原本・副本ともに焼失した。当時18歳の秀夫は戸籍の焼失に乗じて、和賀英蔵・キミ子夫妻という架空の人物を作り上げ、その夫婦の長男・和賀英良として年齢も詐称し、新たな戸籍を作成した。
約10年後、和賀英良は、東京で新進気鋭の天才作曲家として世間の注目を集めていた。和賀は自らの出自と、経歴の詐称が発覚する事を恐れ、自分の元を尋ねてきた三木を蒲田で殺してしまう。今西は、三木殺害の真犯人として和賀を追い詰めていくなかで、和賀の過去とハンセン病に対する差別の現実を垣間見てゆく。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
家内も食事の用意そっちのけで・・・・・・ハンカチ片手に
改めて、本作品の重厚感と美しい映像、親子の繋がり、ハンセン病による差別、映画のために作られた音楽“宿命”が流れる中、放浪する父と子の悲しみ、それを包み込む美しい映像・・・・・いつ見てもこの場面は目に焼きついてくる。
社会派推理小説として一世を風靡し多くの国民に読まれた小説の映画化で、当時大ヒットした記憶がある。
この小説は、過去何度も読み返したが、いつも涙して読んでいた。その小説の場面が忠実に映像化されており日本を代表する映画のひとつであると思っていたが、今回再び見ることができ感銘を受けた・・・・・・・小説と映画では脚本で部分的に手が加えられているが、それはそれですばらしい作品。
「映画:砂の器」(出典:AmazonHP)
映画では、キーになるポイントポイントで、演技達者な役者さんが顔をだしておりそれを見るのも楽しみの一つ。
渥美清、殿山泰司、菅井きん、春川ますみ、笠智衆、信欣三、山谷初男、花沢徳衛さんたちのワンポイントの素晴らしい演技。
久しぶりにいい映画を観ることができた“小さな幸せ”に感謝(咲・夫)
[あらすじ]
ある夜、蒲田駅の操車場で、一人の男の他殺死体が発見された。被害者の身元は不明で、唯一の手がかりは被害者の東北訛りと、「カメダ」という言葉のみ。警視庁の捜査は難航を極め、一度は継続捜査となるが、警視庁捜査第一課の今西刑事と蒲田署の吉村刑事は持ち前の粘り強さで、遠回りをしながらも真実に近づいていく。
一方、そのころ「ヌーボー・グループ」とよばれる、若い世代で新しい芸術論を唱えるグループがいた。今西はその中の一人、評論家関川重雄の愛人・恵美子に接触。やがて本浦秀夫という一人の男にたどり着く。本浦秀夫は、石川県の寒村に生まれた。父・千代吉がハンセン氏病に罹患したため母が去り、やがて村を追われ、やむなく父と巡礼姿で放浪の旅を続けていた。秀夫が7歳のときに父子は、島根県の亀嵩に到達し、駐在の善良な巡査・三木謙一に保護された。三木は千代吉を療養所に入れ、秀夫はとりあえず手元に置き、のちに他所と養子縁組させる心づもりであった。
しかし、秀夫はすぐに三木の元を逃げ出し姿を消した。大阪まで逃れた秀夫は、おそらく誰かのもとで育てられた、あるいは奉公していたものと思われる。その後、大阪市浪速区付近が空襲に遭い、住民の戸籍が原本・副本ともに焼失した。当時18歳の秀夫は戸籍の焼失に乗じて、和賀英蔵・キミ子夫妻という架空の人物を作り上げ、その夫婦の長男・和賀英良として年齢も詐称し、新たな戸籍を作成した。
約10年後、和賀英良は、東京で新進気鋭の天才作曲家として世間の注目を集めていた。和賀は自らの出自と、経歴の詐称が発覚する事を恐れ、自分の元を尋ねてきた三木を蒲田で殺してしまう。今西は、三木殺害の真犯人として和賀を追い詰めていくなかで、和賀の過去とハンセン病に対する差別の現実を垣間見てゆく。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)