咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

追っかけ馬フィフスペトル

2010-04-05 20:33:15 | スポーツ
 フィフスペトルは、JRA美浦トレーニングセンターに所属する競走馬であるが、なぜかこの馬が好きでずっと追っかけ馬として応援している。
 
 2008年7月の函館新馬戦でその年デビューした三浦皇成騎手を背に洋芝の1200m戦を圧勝、これを機に追っかけるようになり、函館2歳Sも連勝

 京王杯2Sでは、1番人気に支持され内から差を詰めるも、逃げる14番人気のゲットフルマークスを交わすことができず、2着と後塵を拝したことで、暮れの朝日杯FS(GⅠ)ではルメール騎手に乗り替わりとなった。
 なお、ゲットフルマークスはそれ以後今日まで二桁着順であり、この時の三浦騎手にとっては不運の一言。

 三浦騎手にとってお手馬を外国人騎手に持っていかれるなど、競馬の厳しさを目の当たりにしたことであろう。

 朝日杯FSもフィフスペトルを頭から買って、またしてもアタマ差の2着でがっかりした思い出が蘇る。その後、皐月賞、NHKマイル、ダービーへと駒を進めるも厳しい結果となった。

 3走前のオープンで2着、2走前の同じくオープンで1着とここのところ、マイル戦で力を出して調子を上げていると思い、昨日のダービー卿チャレンジトロフィーでは、不利と云われる大外枠でもイチオシで勝利を確信してTV観戦。

 大外からスタートよく4番手を追走する理想の形と思っていたが、前半で脚を使ったためか勝負どころで伸び切れなく0秒4差の4着。やはり中山のマイルは逃げ先行有利との下馬評どおりの決着で・・・・・・残念。

 二世代目が大活躍の父キングカメハメハの一世代目のこの馬、重賞に手が届きそうで足踏み状態にあるが、安田記念やマイルチャンピオンSなどのマイルのGⅠを取ってくれるよう期待しながら今後も応援したい。


[ダービー卿CTのレース結果]
 「中山競馬場で行われた第42回ダービー卿チャレンジトロフィーは、7番人気で後藤浩輝騎手騎乗のショウワモダンが優勝。好スタートから2番手を追走し、直線で前を交わして重賞初制覇を達成した。勝ち時計は1分34秒3(良)。鞍上の後藤浩輝騎手は04年のマイネルモルゲンに続く本競走2勝目。本馬を管理する杉浦宏昭調教師は本競走初制覇。
 2着には1馬身差で、先手を奪った4番人気・石橋脩騎手騎乗のマイネルファルケ。そして3着は1馬身2分の1差で、好位を追走した5番人気・吉田隼人騎手騎乗のサニーサンデーが入り、逃げ・先行勢が上位を独占。1番人気に推されたトライアンフマーチは後方から伸びず10着に敗退した。」(出典:JRA-VAN NEXTレース回顧抜粋)


 昨日のキングカメハメハ産駒のトゥザグローリーが、鋭い末足で期待に応える2連勝。TVのパドック解説者は、姿形がイマイチで2番手推奨であったが、1.3倍の1番人気で快勝し、ダービーへ向かって好発進の2戦目だった。次走は、5月1日の青葉賞とか、ここで2着以内ならダービーへの切符がもらえる。


 腰の方は、安静が利いたのか、日にち薬なのか、まだ少し違和感があるものの、快方に向かっており・・・・・・安心。(夫)



「牧場を臨む」(北海道新ひだか町にて)
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人斬り以蔵・・・・・龍馬伝

2010-04-05 19:29:00 | レビュー
 武市半平太を師事し小野派一刀流を習い、剣術の腕前を上げて行くなかで、敬愛する半平太が旗揚げした土佐勤王党に加わった岡田以蔵。

 今週の「龍馬伝」では自らの手を血で汚していく、いわゆる人斬り以蔵としての生き様を若手俳優の佐藤健が熱演。
 そして、今週から総髪のカツラに変わって、人斬り以蔵として“土佐勤王党のため、日本のため、敬愛する武市半平太のため”に、天誅と称して京都の町で剣を奮って恐れられる。

 また、武市半平太も時代の波に呑まれ、冷徹な面を出していくこととなる。


 以蔵は、後に竜馬の口利きで幕府の勝海舟の護衛なども行うが、土佐勤王党の勢力も落ちて武市半平太らが土佐に帰っていくと、以蔵にとっても悲しい運命が迫ってくる・・・・・これからのドラマにおける佐藤健が演ずる岡田以蔵も注目したくなる。

 
 以前、勝新太郎主演の映画「人斬り」で、岡田以蔵に扮して迫力があるが、なぜかもの哀しい想いにさせられたことを思い出した。

 時代は、公武合体、開国、佐幕、勤皇攘夷など幕末の混沌とする難しい大きな歴史の流れへと・・・・物語が進む。

岡田以蔵とは、
「天保9年1月20日(1838年2月14日) - 慶応元年5月11日(1865年6月4日))、土佐の郷士で土佐勤王党に加わった幕末四大人斬りの一人。「人斬り以蔵」と呼ばれた。諱は宜振(よしふる)。」(出典:フリー百科事典「ウィキペディア」)

 「君が為 尽くす心は 水の泡 消えにし後は 澄み渡る空」(岡田以蔵、辞世の句)


 今、幕末四大人斬りのもう一人、薩摩の人斬り半次郎こと、中村半次郎。後の桐野利秋の生涯を描いた「池波正太郎の“人斬り半次郎”」を読んでいる。

 半次郎も貧乏郷士の出ながら剣は示現流の名手で、豪気な性格、西郷吉之助(隆盛)に見出され、日本のために西郷隆盛を師事し人斬り半次郎の異名で活躍するが、岡田以蔵と違って京都であることがきっかけで学問にも精を出す。そのため、維新後は日本初代の陸軍少将となる。

 しかし、西南戦争で西郷隆盛とともに最後は政府軍に敗れ、凶弾に倒れる運命が待っている。

 毎週、NHKの“龍馬伝”とこの池波正太郎の“人斬り半次郎”で、幕末の一ページに浸っているこのごろ・・・・・・・・(夫)

 注)幕末四大人斬り:肥後藩 河上彦斎 • 薩摩藩 中村半次郎 • 土佐藩 岡田以蔵 • 薩摩藩 田中新兵衛
 
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