関西の園田競馬から2006年3月に中央競馬に移籍(5年目)後、先週も皐月賞を連覇するなど大活躍中の岩田康誠騎手(36)[栗東所属・フリー]が、肋骨骨折などの負傷のため、25日京都競馬の全レースの騎乗をすべて取り止めた。
24日(土)京都競馬の1R騎乗後左脇腹に若干の違和感を持ったが、その後支障がないと思い12Rまでの合計10鞍に騎乗したが、12R終了後痛みが強くなったため、京都市内の病院で検査を受けた。
その結果、左第9肋骨骨折及び両側肺挫傷が判明。先週18日中山競馬10Rで2番人気のセントラルコーストに騎乗し落馬事故にあった際に負傷した模様。
その日は、中山メインの11R皐月賞で1番人気ヴィクトワールピサに騎乗し勝利するなど、ここ一番の活躍も目覚しかったが、1週間後の京都競馬で違和感を覚えての騎乗辞退。
競馬を開催するスタッフや裏方さんの苦労があって、騎手と競走馬たちによる本番での華麗なプレー、観るものにとっては、その駆け引きや鮮やかな手綱捌きに酔いしれているが、鞍上の騎手の皆さんにとっては危険と隣り合わせなのだと改めて教えられた。
今年に入って、9頭もの史上最多の落馬事故で内田博幸騎手負傷。3月には武豊騎手が不可抗力の落馬事故で負傷するなどベテラン騎手と云えども回避することのできないハプニングが起こっており、それだけ危険なスポーツである。
25日の京都競馬3Rの障害オープンでは、各障害で飛翔後、次々と落馬があり5頭が競争中止となった。
取り分け、2周目の3号障害では2頭の落馬があったが、そのうちの1頭テイケイプリオールに騎乗して事故にあった熊沢重文騎手(42)[栗東所属・フリー]は、京都市内の病院で検査を受けた結果、左大腿骨骨折、左第11肋骨骨折、左脛腓骨遠位端骨折などと診断されたとのことで心配である。
岩田騎手の方は、今週末の競馬に騎乗する意向であるとのこと。なお、武騎手は、ダービーには主戦となるヴィクトワールピサに騎乗できるとのこと。
悲しい落馬事故の思い出は、デビュー直後の竹本貴志騎手を襲った事故。
2002年競馬学校を卒業後、3度目の正直で騎手免許を取得し、2004年3月にデビュー。
デビュー直後の3月7日中京9Rで初勝利。デビュー組みの中で初勝利1番乗り、将来が期待されていたが、同月28日中山競馬の5Rの障害競走で落馬事故にあった。病院に搬送され脳挫傷と瀰漫性脳損傷の診断、意識を回復することなく、4月2日、若干22歳の若さで亡くなった。
また、騎手生命を奪われた福永祐一騎手の父福永洋一元騎手のことも忘れることができない大きな事故であった。
予後不良となる競走馬にも・・・・・・涙している。
競馬観戦に夢中になる我々は、磨きぬかれたサラブレッドの美しさと騎手の華麗な騎乗技術に魅了されているが、その裏で過酷なスポーツであるがための不慮の事故との遭遇。
危険と隣り合わせのスポーツを魅せてくれる競馬関係者の皆さん、大きな事故のないことを願いつつこれからも楽しませてもらいます
(夫)
参考資料:サンケイスポーツ、JRA公式HP、JRA-VAN NEXT他

24日(土)京都競馬の1R騎乗後左脇腹に若干の違和感を持ったが、その後支障がないと思い12Rまでの合計10鞍に騎乗したが、12R終了後痛みが強くなったため、京都市内の病院で検査を受けた。
その結果、左第9肋骨骨折及び両側肺挫傷が判明。先週18日中山競馬10Rで2番人気のセントラルコーストに騎乗し落馬事故にあった際に負傷した模様。

その日は、中山メインの11R皐月賞で1番人気ヴィクトワールピサに騎乗し勝利するなど、ここ一番の活躍も目覚しかったが、1週間後の京都競馬で違和感を覚えての騎乗辞退。
競馬を開催するスタッフや裏方さんの苦労があって、騎手と競走馬たちによる本番での華麗なプレー、観るものにとっては、その駆け引きや鮮やかな手綱捌きに酔いしれているが、鞍上の騎手の皆さんにとっては危険と隣り合わせなのだと改めて教えられた。

今年に入って、9頭もの史上最多の落馬事故で内田博幸騎手負傷。3月には武豊騎手が不可抗力の落馬事故で負傷するなどベテラン騎手と云えども回避することのできないハプニングが起こっており、それだけ危険なスポーツである。
25日の京都競馬3Rの障害オープンでは、各障害で飛翔後、次々と落馬があり5頭が競争中止となった。
取り分け、2周目の3号障害では2頭の落馬があったが、そのうちの1頭テイケイプリオールに騎乗して事故にあった熊沢重文騎手(42)[栗東所属・フリー]は、京都市内の病院で検査を受けた結果、左大腿骨骨折、左第11肋骨骨折、左脛腓骨遠位端骨折などと診断されたとのことで心配である。

岩田騎手の方は、今週末の競馬に騎乗する意向であるとのこと。なお、武騎手は、ダービーには主戦となるヴィクトワールピサに騎乗できるとのこと。
悲しい落馬事故の思い出は、デビュー直後の竹本貴志騎手を襲った事故。
2002年競馬学校を卒業後、3度目の正直で騎手免許を取得し、2004年3月にデビュー。
デビュー直後の3月7日中京9Rで初勝利。デビュー組みの中で初勝利1番乗り、将来が期待されていたが、同月28日中山競馬の5Rの障害競走で落馬事故にあった。病院に搬送され脳挫傷と瀰漫性脳損傷の診断、意識を回復することなく、4月2日、若干22歳の若さで亡くなった。

また、騎手生命を奪われた福永祐一騎手の父福永洋一元騎手のことも忘れることができない大きな事故であった。
予後不良となる競走馬にも・・・・・・涙している。
競馬観戦に夢中になる我々は、磨きぬかれたサラブレッドの美しさと騎手の華麗な騎乗技術に魅了されているが、その裏で過酷なスポーツであるがための不慮の事故との遭遇。
危険と隣り合わせのスポーツを魅せてくれる競馬関係者の皆さん、大きな事故のないことを願いつつこれからも楽しませてもらいます

参考資料:サンケイスポーツ、JRA公式HP、JRA-VAN NEXT他
