咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

とてもいい映画「評決のとき」(1996)

2015-10-28 22:05:00 | レビュー
 
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 再び、ザシネマで放送された古い映画「評決のとき」を見て大感動。
 この映画は結局見る機会を逸していたので、見終えてから思わず拍手をしたくなるほどであった。
 実にいい映画。

 主演には「ボーイズ・オン・ザ・サイド」のマシュー・マコノヒー。
 「パトリオット・ゲーム」「ダイ・ハード3」のサミュエル・L・ジャクソン、「スピード」のサンドラ・ブロック、「セブン」「L.A.コンフィデンシャル」のケヴィン・スペイシー。
 「JFK」「ディスクロージャー」のドナルド・サザーランド、「ヤングガン」「三銃士(1993)」のキーファー・サザーランドなど。

 ドナルド・サザーランドとキーファー・サザーランド親子の出演は興味を引く。
 実父のドナルド・サザーランドは、弁護士資格を剥奪された役柄。
 新米弁護士役の主演・マシュー・マコノヒーに的確なアドバイスを与えるちょっといい役どころ。

 一方、キーファー・サザーランドの役柄は、主人公などに敵対する白人至上主義の極め付きの役柄を迫真の演技で決めている。

 この映画は、米国の恥部として未だに横たわっている人種差別がテーマ。
 白人至上主義の“KKK”団も登場。
 
 舞台はミシシッピー州のカントン。
 黒人労働者カール・リー(サミュエル・L・ジャクソン)の娘トーニャ(10歳)が2人の白人青年にレイプされ、子供の産めないカラダになったうえ、生命の危機に陥った。

 この2人の白人は、札付きのワルであった。
 怒りに燃えるカール(サミュエル・L・ジャクソン)は、裁判所においてマシンガンでこの2人を射殺する。
 そのとき、運悪く流れ弾で昔から付き合いのあった保安官助手の足を打ち抜き、片足切断となる。

 黒人のカール(サミュエル・L・ジャクソン)にとっては、この地での裁判はもっとも不利になる場所。
 死刑判決も下される不利な立場となる。
 その弁護人になったのは、幼馴染の白人の若手弁護士のジェイク(マシュー・マコノヒー)。
 人種差別が根強く残る地で、黒人を弁護することの難しさをひしひしと感じとりながらも、使命感をもって弁護に臨む。
 ジェイク(マシュー・マコノヒー)を陰ながら支援するのは、法律学校時代の恩師ルシアン(ドナルド・サザーランド)。
 
 ジェイク(マシュー・マコノヒー)の強敵となる検事は、やり手のバックリー(ケヴィン・スペイシー)であり、その検事は勝ち誇ったような雰囲気で裁判に臨む。

 ジェイク(マシュー・マコノヒー)が、懸命に不利な立場の黒人のカール(サミュエル・L・ジャクソン)を弁護する姿を見た法律家の卵の美人女学生・エレン(サンドラ・ブロック)が、いろいろとジェイク(マシュー・マコノヒー)を手助けする。
 
 白人至上主義の一団、その中に身を投じたフレディ(キーファー・サザーランド)、実の弟を殺されたことへの恨みを持ち、さまざまな形でジェイク(マシュー・マコノヒー)を妨害する。
 殺人までに発展することもある。

 法廷闘争が進むなかで、カール(サミュエル・L・ジャクソン)を弁護するジェイク(マシュー・マコノヒー)にもついに最終弁論の日が訪れる・・・。

 人種差別を縦軸に物語が展開。
 娘を不幸のどん底に突き落とした2人の白人を殺害する黒人の父親。
 厳しい裁判の中、果たして死刑というもっとも厳しい判決がでるのか、無罪となるのか。
 
 当方らのような、日本人には大きな違和感のある内容であるが、米国の恥ずべき暗部が描かれている。
 これが米国なのだと思い知らされる映画でもある。
 
 大いに考えさせられる内容に見ごたえタップリ。
 いい映画だ。(夫)


(出典:Yahoo! 映画 抜粋)

[追 記]~解 説~
 アメリカのベストセラー作家ジョン・グリシャムのデビュー作をもとにした法廷サスペンス。ミシシッピー州の街カントンで10歳の黒人少女が二人の白人青年に暴行を受けるという事件が起った。娘の哀れな姿に心を傷めたその父カール・リーは、マシンガンを持って裁判所に出向き、その青年2人を射殺してしまう。新米弁護士として働くジェイクは有能な法学生エレンの助けを借りてカール・リーの弁護を務める事になるが・・・。
(出典:Yahoo! 映画 抜粋)

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コメント (2)
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