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先般の「未解決事件~警視庁長官狙撃事件~」に引き続き、1週間後の8日(土)には、ドラマ化がなされて当該未解決事件が描かれていた。
さすがにNHKが本気モードで制作したものと思わせられる見ごたえタップリのドラマでもあった。
1995年、忌まわしき地下鉄サリン事件が発生した後、國松孝次警察庁長官(当時)がマンションを出た直後に狙撃されるという前代未聞の事件が発生。
警視庁公安部はオウム真理教の仕業と思い込み、一心にオウム信者の捜査に当たっていた。
一方、刑事部の1人の警部が、一流のスナイパーと思わしき人物が服役中であり、当該事件に関わったと匂わすことから取り調べを行っていた。
縦糸に警視庁公安部と刑事部の確執が描かれている。
事件を別方向から捜査する刑事部の警部・原雄一(國村準)たち。
狙撃犯と思しき男・中村泰(イッセー尾形)の協力者の1人にたどり着き、貸し金庫の鍵やアジトなどが判明。
そして、貸し金庫やアジトを突き止めると、思いも及ばない重火器から何人もの人間になりすましたパスポート、偽造された戸籍謄本や書類の数々が発見された。
15年にわたる捜査が行われるも、中村泰(イッセー尾形)は事件当日の共犯者Aなる人物を同志としており、裏切ることができないと氏名を明かさなかった。
また、容疑者の中村泰が、決定的な証拠品である銃を海に廃棄したとのことで、証拠品が出てこないことで公安部は犯人の確証はないとした。
刑事部が多くの状況証拠や事件の内容を詳しく供述した供述書を作成するも、公安部はあくまでもオウム真理教の信者の犯行との見解を替えることはなかった。
挙句の果てに中村泰が、オウムに依頼されたとするよう公安部トップから、刑事部の警部は迫られるシーンもあった。
結局、『警視庁は(中村泰)逮捕に踏み切ることなく、2010年、公訴時効を迎えた。』
それにしても、イッセー尾形さんが鬼気として演じた老スナイパー。
銃の扱いも手慣れた仕草の演技、容疑者・中村泰になり切るこの上ない迫真の演技には感服させられた。
特に顔の表情が素晴らしい。
一方、取り調べをする警部・原雄一を演じた國村準さんも、最高の演技をしており取り調べにおける2人の駆け引き、攻防戦はテレビ画面から目を離すことができなかった。
引き込まれてばかり・・・。
それにしても、警視庁公安部のメンツばかりが浮き上がって見えて、これが現代社会における警察機構の恥部なのであろうと思い知らされた。
いずれにしても、見ごたえタップリのドラマであった。
最後に國村準さんとイッセー尾形さんは、「雲霧仁左衛門4」において再び激突するシーンが待っているであろう。(夫)
[追 記]~解説~
事件が発生したのはオウム真理教による地下鉄サリン事件のわずか10日後、國松孝次警察庁長官(当時)が狙撃された。長官は重傷を負うが、奇跡的に一命を取り留める。犯人は、高い射撃能力を持つ「スナイパー」だと推測された。警視庁は総力を挙げてオウム真理教を中心に捜査を行うも難航する。
ところが一人の刑事が、別事件で服役中のある男を、長官狙撃にかかわった可能性があるとして取り調べていた。男の名は中村 泰(ひろし)。70歳を超える老人だった。
中村は「私が真犯人だ」と自供するにいたるが、警視庁は逮捕に踏み切ることなく、2010年、公訴時効を迎えた。
俳優・國村 隼さんが演じる執念の刑事と、イッセー尾形さんが演じる「謎の老スナイパー」中村との知られざる攻防戦を描く。
(出典:NHK公式HP 抜粋)
(出典:NHK公式HP 抜粋)
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