咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

感情的になった・・・西郷どん

2018-09-25 20:18:20 | レビュー

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 ここのところ、見たり、見なかったりになっている今年の大河ドラマ「西郷どん」。
 どのあたりだったろうか、何となく主役の西郷吉之助(鈴木亮平)の言動がおかしくなってきている。
 民のため、民の安住を図るため国の姿を替えたい。
 今は亡き島津斉彬公に感化され、改革すべきと邁進しているまではよかった。
 
 一方、下品極まりない岩倉具視(笑福亭鶴瓶)が登場したあたりからか、歴史ドラマから普通の現代劇になっている。
 岩倉具視というより、笑福亭鶴瓶さんそのものであり、ミスキャストとも思える。
 まぁ、いずれにしても海千山千の双方なら仕方あるまいけど。

 そして、西郷吉之助がモロに感情を噴出しながら、徳川慶喜(松田翔太)を抹殺するまで戦の手を緩めないとするドラマ仕立て・・・。
 これでは、武士の情けはどこに行ったものかと思ってしまう。
 
 徳川300年の最後の将軍・徳川慶喜にもプライドと云うものはあったであろうから、敗軍の将としての逃げ道を作ってやるべきかと・・・思うけど。
 
 ところが、今の西郷吉之助の描き方が、どうも男らしくなくて感情論に走る描き方に納得でき兼ねる。
 原作、脚本が女性だからそのような視点から描くのであろう。
 池波小説ファンの当方にとって、『人斬り半次郎』(前編・後編)や『その男』(前編・中編・後編)に登場の西郷吉之助の描き方が素晴らしいから、そのイメージが強いためでもあるけど。

 その点から、今回の「西郷どん」は、大きな声で議論するシーンの多さなどで物足りなさ痛感しつつある。
 再来年の大河ドラマに期待している。(夫)

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