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ここのところ、見たり、見なかったりになっている今年の大河ドラマ「西郷どん」。
どのあたりだったろうか、何となく主役の西郷吉之助(鈴木亮平)の言動がおかしくなってきている。
民のため、民の安住を図るため国の姿を替えたい。
今は亡き島津斉彬公に感化され、改革すべきと邁進しているまではよかった。
一方、下品極まりない岩倉具視(笑福亭鶴瓶)が登場したあたりからか、歴史ドラマから普通の現代劇になっている。
岩倉具視というより、笑福亭鶴瓶さんそのものであり、ミスキャストとも思える。
まぁ、いずれにしても海千山千の双方なら仕方あるまいけど。
そして、西郷吉之助がモロに感情を噴出しながら、徳川慶喜(松田翔太)を抹殺するまで戦の手を緩めないとするドラマ仕立て・・・。
これでは、武士の情けはどこに行ったものかと思ってしまう。
徳川300年の最後の将軍・徳川慶喜にもプライドと云うものはあったであろうから、敗軍の将としての逃げ道を作ってやるべきかと・・・思うけど。
ところが、今の西郷吉之助の描き方が、どうも男らしくなくて感情論に走る描き方に納得でき兼ねる。
原作、脚本が女性だからそのような視点から描くのであろう。
池波小説ファンの当方にとって、『人斬り半次郎』(前編・後編)や『その男』(前編・中編・後編)に登場の西郷吉之助の描き方が素晴らしいから、そのイメージが強いためでもあるけど。
その点から、今回の「西郷どん」は、大きな声で議論するシーンの多さなどで物足りなさ痛感しつつある。
再来年の大河ドラマに期待している。(夫)
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