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昨日の伝統の一戦、天皇賞(春)が27年ぶりに阪神競馬場で開催。
1番人気に支持されたのは前走の阪神大賞典快勝の12番ディープボンドだった。
大山ヒルズ育成馬でもあり、応援も込めてイチオシで狙っていた。
タフな阪神コース、6枠12番からでも大丈夫と見ていたら、絶好のスタートを決めて外からスーッと先団へ取り付いていた。
鞍上も狙い通りの位置取りであったことだろう。
レースの方は、5番ディアスティマが大方の予想のとおり先手を主張。
ところが9番ジャコマルが終始絡んできていた。
スタンド前から1コーナーを過ぎると隊列も整いながら、淡々と流れていた。
2周目の3コーナーから4コーナー、内回りコース。
各馬も勝負所に差し掛かり、それぞれ動き始めた。
4コーナーから直線へ。
ディープボンドの鞍上・和田竜二騎手の手が盛んに動き、前へ前へ押している。
大丈夫かな、ちょっと心配なアクション。
でも、鞍上のゴーサインに応えるようにディープボンドが、外から先団へ取り付こうと懸命・・・。
これからが大変。
二度目の急坂が待っている。
正に消耗戦である。
直後から、2番アリストテレスと1番ワールドプレミアが迫って来る。
残り200、急坂へ。
逃げ込みを図る5番ディアスティマ、それを懸命に交わす3番カレンブーケドール。
外からディープボンドが迫り、さらに外から追い出して来ていたワールドプレミアが、先頭に躍り出て急坂を一気に駆け上がっていた。
何としても番手は確保してほしいディープボンド。
スパっと切れる脚はないが、ジリジリと長くいい脚を使う同馬が、ワールドプレミアの直後に食い下がり2着に上がってゴールイン。
3着には終始先行策のカレンブーケドールが、直後へ迫ったアリストテレスを抑えて入線。
ディープボンド、惜しいけどG1馬には勝てなかったのか。
ちなみに春の天皇賞を制していなかった福永祐一騎手、ついに伝統の一戦を制し天才と呼ばれた父共々の親子制覇となった。
3200mの長丁場のG1レース。
とてもいいレースであったと思う。(夫)
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
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