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大相撲が終わった。
我が家では、相撲の勝敗はとも角夕方になるとテレビを点けっぱなし。
本県出身の隠岐の海引退以来、これと云って応援する力士はいないけど、大相撲中継を点けている。
と、云うのも夕方、家事などで当方がバタバタする間、相撲中継が行なわれていると妻が懸命に見ているもので、こちらの用事がスムーズに進められる。
認知症がかなり進行しているけど、スポーツ番組と歌番組は懸命に見てくれるもので助かっている。
内容はほとんど分かっていないかも知れないけど、昔から様々なスポーツ中継は好きであったから、その名残が頭の片隅にあるのかも知れない。
土日は朝から競馬中継を流していると、やはり面白いのかしっかりと見ている。
ところで、荒れる春場所の中でとてつもない番狂わせが起きていた。
新入幕力士の尊富士(隣県の鳥取城北高出)が、13勝2敗という好成績で実に110年ぶりの優勝を果たした。
昨日のスポーツ紙、一般紙共にトップ記事となっていた。
もの凄いことである。
14日目には、朝乃山戦で敗れ右足を痛めた。
自力で歩けなくて車いす、救急車で病院直行だったらしい。
千秋楽は、足の痛みを堪えて土俵に上がって、豪の山を破って堂々の初優勝。
よくもまぁ、強烈な痛みもあるだろうけど、耐えて相撲を取る姿にある意味感動させられる。
ただ、この時の無理が貴乃花、稀勢の里などのように後々響かねばいいけど。
まだ若いから回復も早いかも知れないが、そのことが心配される。
大銀杏(おおいちょう)の結えない優勝力士。
前人未到の快挙であろう。
家庭では母親一人の苦労で育ったとか、賜杯を片手にお母さんと並んだ写真がとっても素晴らしく、感動を再びもらい受けるものである。
普段は、熱心に見なかった大相撲、千秋楽が近づくにつれて見入ってしまっていた。
いいものを見せて貰った。(夫)
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