咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
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映画「容疑者」(主演:ロバート・デ・ニーロ)

2014-07-10 21:06:45 | レビュー
 
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 梅雨前線と台風襲来などで、日本列島は南から北まで蒸し暑い熱帯夜が続いている。
 うっとうしい日が続くから、DVDをレンタルし・・・映画三昧。

 2002年公開の「容疑者」(主演:ロバート・デ・ニーロ)が凄い、その出来栄えに感銘をうけた。
 実によくできており、いろいろなことを考えさせられた。

 見終ってから、メイキングとか出演者、監督、原作者などのインタビュー・シーンを見た結果、実話を題材に制作されたとのこと。
 物語が進むうちに画面から目をそらすことができなかった。
 このDVDを二度も観賞。

 主人公のニューヨーク市警殺人課刑事、ビンセント・ラマーカを演じた名優ロバート・デ・ニーロ。
 それゆえに臨場感たっぷりの演技、観ているこちらもグイグイと映画の世界に引き込まれる。

 名優といわれるゆえんか、いかなる役柄を演じても画面を圧倒する演技力。
 知らず知らずのうちに、映像の中に吸い込まれるからさすがである。
 今回も殺人課刑事の心中。
 離婚し息子を捨てた男親としての複雑な心中。
 それらの揺れ動く心の葛藤を自然体で演じているから、役柄そのものになり切っている。

 昔の映画「アンタッチャブル」、ケヴィン・コスナー、ショーン・コネリー、ロバート・デ・ニーロなど豪華俳優陣が出ていた。
 その時、アル・カポネを演じていたロバート・デ・ニーロの戦慄の名演が、昨日のことのように思い出される。

 ところで、今回の「容疑者」とは、離婚した元妻のもとに暮らす息子ジョーイ・マラーカ(ジェームズ・マランカ)のことを指している。
 幼少期から思春期、父のいない寂しさのなかで育っていた。
 映画の冒頭、好きなギターを売ってまで麻薬を買い求めようとするジョーイ。
 完全なる麻薬中毒。

 相棒と麻薬を吸って、さらに売人のもとに出向いた2人。
 思わぬトラブルから、知らないうちに殺人を犯したジョーイ。
 殺人事件を捜査する父ビンセントは、犯行現場にジョーイの車があったとのことで、捜査本部がビンセントの息子ジョーイを疑うこととなった。

 その内、ジョーイの相棒が自首して来て、ジョーイが殺害したと証言。
 ここから、物語が複雑に展開する。
 ビンセントの封印していた過去も明らかになってくる。

 映画の終盤、刑事として、父として息子に対する愛情が垣間見られる。
 何とも、感動を覚える映画。
 ビンセントの父の犯罪、ジョーイの犯罪。
 複雑な心境のビンセント。

 最終カットがいいね。
 ジョーイの息子、つまりビンセントの孫との海辺のシーン。
 孫とジョーイと3人で暮らすることを願っているビンセント。
 これが何とも言えない素敵なカットに仕上がっている。(夫)


(出典:Yahoo! 映画 抜粋)

[追 記]~あらすじ~
 ニューヨーク市警殺人課の敏腕刑事ビンセントは、故郷のロング・ビーチで起こった殺人事件を追っていた。捜査を進めていくうちに、なんと容疑者は、離婚した妻との間にできた実の息子ジョーイであると知らされる。ビンセントは担当を外され、間もなく事件を追っていた同僚が殺された。またしてもジョーイに容疑がかかる。
 その矢先、ビンセントの父親が過去に幼児誘拐殺人犯として処刑されていることがマスコミによって明るみとなり、今度はビンセントまでもが窮地に立たされる。そんな中、彼のもとにジョーイから無実を訴える電話がかかってきた。
(出典:Yahoo! 映画 抜粋)


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