咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

スタジオパーク・・・本田博太郎さん

2012-02-08 18:43:10 | レビュー
 今週半ばの8日あたりから、再び冷え込みもきつくなるらしい。そろそろ、春の便りが聞きたくなっているこの頃・・・。

 7日(火)、新聞のTV欄を見ていたら、NHK「スタジオパークからこんにちは」の番組に名脇役の本田博太郎さんが出演とあった。

 早速、チェックを入れておいた。

 何しろ、この役者さんはありとあらゆる役がこなせる貴重な存在の方と思っている。ドスの聞いた悪役(現代劇、時代劇を問わない)、職人気質の刑事、ちょっと風変わりな役回り、もの悲しいサラ―リーマン、目で演技のできる素敵な役者さんである。

 また、渋い抑揚のある声と独特の台詞回し、出ているだけで画面全体が引き締まって見えるから、それは完成された風格からくるのだろう・・・などと勝手に解釈

 ご本人の実像とは、一体どのような方なのだろうか、このようなライブのトーク番組出演は見たことがないので、どのようにしゃべられるものかなど・・・興味深々であった。

 いよいよ、その番組がはじまった。とても気恥ずかしそうに登場され、朴訥に話される・・・。司会者陣が、ご本人を紹介されるが、物凄い数の映画、舞台、TVドラマに出演されている。役者を目指した話では、子供の頃父親に映画館に連れて行かれ、大人の映画を観たのが最初とか・・・観ていて、観客の側よりも映画の中に入ってみたいとの衝動に駆られたとか。

 その気持ちをずーっと持ち続け、高校を卒業後演劇の世界に入られ、その後、「蜷川幸雄演出の舞台『近松心中物語』」で、見事その主役(途中降板の平幹二朗さんの代役)を演じきって世に広く認められたとか。

 それから、映画やドラマで引っ張りだこに・・・。中でも、尊敬し敬愛して止まない岡本喜八監督との出会いに関する話には、思わずこの番組を見ている我が家でも素晴らしい出会いに拍手した。

 人と人の出会いをとても大切にされる役者さんであることが分かった。その出会いの中で「人生の先輩・お師匠さん・師事する偉大な人物・敬愛の人」となった岡本監督の話には、本当に人生最高の出会いであったのだろうと・・・思わず良かったですねと言いたくなった。

 また、若い頃苦労していた時代の話の中で、職人が好きで職人の世界のアルバイトをしていたら、この道に入らないかと誘われたとか。とにかく、職人の生き方が好きだとの話、なるほど、演技の幅が広いわけであり、どのような役回りでもキッチリこなす職人気質を垣間見ることができた。

 一方、趣味の話では、書をやっておられるとか、子供の頃から習字をやっていたが、今では我流で思いの丈を書に込められているようであった。

 その書も凄いと思った・・・我流だからと謙遜されていたがプロの域である。これには、びっくりである。職人が好きだとの冒頭の話が頷けるもので、その筆一式(ごく一部)の中身をみて我が家でも・・・何、それは、と思うものであった。

 1時間弱の番組であったが、ちょっと照れながらもゆっくりと分かり易く話される雰囲気、目の輝きに本田博太郎さんという役者さんの実像を見た思いである。

 大河ドラマ「龍馬伝」の小曽根乾堂(こぞね けんどう)役は最高であったと思っている。当方、映画やドラマでキッチリと脇を固める個性派の役者さんが少なくなった中で、本田博太郎さん、石橋蓮司さんなどが出演すると思わず身を乗り出して観て、さらに応援しているので、家内もそのような脇を固める役者さんにも目がいくようになったらしい。

 何でも、2月8日が61歳の誕生日とか・・・これからも、お元気でいい演技を見せて戴きたいものである。(咲・夫)


(出典:Yahoo! 検索画像 抜粋 本田博太郎さん)


(出典:NHK公式HP 抜粋 [スタジオパークの司会の二人] )

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