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20日(月)のNHKクローズアップ現代、増え続ける認知症で行方不明者も続出しているとのことが報じられていた。
特に軽度の認知症の人が、外出した際に慣れた道であってもちょっとしたことで帰り道が分からなくなって迷い、その内行方不明になることも起こるとか。
妻が正にそれであった。
今でこそ要介護4になって、歩行困難にもなっており一人で行動することが皆無になっているから、突然いなくなる心配はなくなっているけど。
初期のころは、当方の目が届かなかった際に外出し帰り道も分からなくなって、慌てたことが何度もあった。
行きそうなところを懸命に探したこと。
警察に通報し探してもらったこと。
地域の包括支援センターの手助けを受けたこと。
近所の方に見つけて貰ったこと。
当初、専門医にかかっていなかったころ、当方を会合に送り届けて貰った後、妻が家の近くまで帰ったけど道を一本早めに曲がって家が分からなくなって電話してきたことがあった。
会合も早退し妻が居るところまでタクシーで帰ったことがあった。
その頃、はっきりと認知症とは思っていなかったから、妙なこともあるもの、どうしたのだろうか程度に思っていた。
すると、その後も帰り道が時々分からなくなったと云うことが増えて来た。
それから数年後、専門医にかかったところ「アルツハイマー型認知症」の診断が出た。
車の運転はさせないで当方が乗せて移動するようになった。
ある早朝のこと、妻と共にグラウンド・ゴルフ大会に出向くため用意を終えて、当方がトイレに行っていたら妻が居なくなっていた。
その頃、携帯を持っており電話すると2回目に出て来てどこにいるかと問うと、我が家から1キロ半くらい先の方におり見つけることができた。
早朝で車も少なかったから良かったけど。
その後もちょっと油断すると外出し帰らなくなり、騒動したことを想い出した。
昨夜の報道にあったように認知症の初期の頃のことであった。
行方不明で家族の方が懸命に安否を気遣いながら、探しておられる様子を見ながら我が家も危ないところであったと思い、認知症の家族を探しておられる方々の気持ちが痛いほど分かる。
一刻も早く見つけられるよう願うばかりであるが、妻の介助をしながら夕食を摂っている時、時々手を止めながらこの番組を見入っていた。
認知症が回復し完治する魔法のような投薬が開発されないかと、夢のような話が現実になってほしいと願う毎日である。(夫)
[追 記]~あらまし~
去年、認知症やその疑いで行方不明となった人は延べ18,709人となりました。国の推計では認知症の人は2060年まで増加傾向にあり、私たちがこの問題と向き合うことは避けられません。行方不明をふせぐためのポイントを専門家の監修のもとでまとめました。
(NHK公式HP抜粋)
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