陽炎の辻 完結編 ～居眠り磐音 江戸双紙～

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　大型台風１８号、その進路は中国地方へ、山陰地方に直撃の気配とか。
　いよいよ、来るべきものがやって来るのか。
　それ相当の大きさらしい。
　こちらに到達のころは、勢力も衰えているといいけど・・・。
　心配なことである。
　
　ＮＨＫ公式ＨＰをいろいろと検索していると、思わず朗報にたどり着いた。
　時代劇ファンの当方、かつて連続時代劇で気に入っていた「陽炎の辻～居眠り磐音　江戸双紙～」のシリーズ。
　剣豪でありながら、それらしさを見せない爽やかさ。
　原作は佐伯泰英氏、全５１話で累計２０００万部を超える大ヒット作品とのこと。
　
　主演は、大河ドラマ「真田丸」で石田三成を好演した山本耕史さん。
　今では坂崎磐音の妻となっている「おこん」、中越典子さんが素敵に演じている。
　「必殺仕事人２０１６」で、姑役の野際陽子さんとの母娘役、渡辺小五郎（東山紀之）をいびっている中越典子さんも楽しめる。

　２００７年から２０１０年の３年間、シーズン１から３まで制作されていた。
　正月版の特別シリーズもあった。
　これらのすべてを毎回楽しく見入っていた。
　今回、７年ぶりに２０１７正月時代劇（９０分）として制作開始とのこと。

　あの剣豪・磐音とおこん夫妻に六歳の長男・空也がいる設定とか。
　これは、これで見ものである。
　どのような父親ぶり、母親ぶりを見せてくれるのか。

　時の権力者・田沼意次（長塚京三）に対抗する松平定信（工藤阿須加）。
　その権力闘争に坂崎磐音（山本耕史）が巻き込まれる展開らしい。
　
　大好きな小説家・池波正太郎氏の長編「剣客商売」、この時代設定も老中・田沼意次が一番輝いていた頃でもある。
　剣客商売の主人公・秋山小兵衛とその嫡男・大治郎、素晴らしい親子関係が描かれていた。
　この小説の田沼意次は、秋山小兵衛と好意的な関係に描かれており、悪人として描かれていない。

　「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ」（鬼平犯科帳より）
　
　「剣客商売」における老中・田沼意次も、まさにこのような生きざまだったのであろう。
　　
　一方、「陽炎の辻～居眠り磐音　江戸双紙～」のシリーズでは、真逆の関係（悪）に描かれる老中・田沼意次。
　これは、これで見ものでもある。
　同ドラマ制作開始とのちょっと、いいニュースを見出して嬉しくなった。（夫）

[追 記]～あらまし～
　坂崎磐音（山本耕史）は、妻・おこん（中越典子）との間に六歳の長男・空也がいる立派な父親となり、町の小さな剣術道場主として穏やかな生活を送っていた。そこに一人の若侍が現れる。名は、松平定信（工藤阿須加）。現・白河藩藩主である。吉宗の孫として、かつては次期将軍の有力候補であったが、その聡明さを恐れた老中・田沼意次（長塚京三）によって、白河藩へと養子に出されていたのだ。若い定信は、父・宗武（山本學）の遺言である打倒田沼を果たすため、磐音に弟子入りを願う。
　一方、田沼の側近は、磐音と定信の邂逅（かいこう）を知り、新たな刺客を磐音たちにしむける。一剣術家として、ただ息子・空也の成長を願い、家族を守り抜きたい磐音だが、政治の権力争いの舞台に巻き込まれてしまう。やがて田沼の息子・意知（滝藤賢一）が江戸城内で襲われるという事件の背後に定信が浮かび上がり、定信の無実を信じる磐音は動き始める。
（出典：ＮＨＫ公式ＨＰ 抜粋）


（出典：ＮＨＫ公式ＨＰ 抜粋）

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