夜、暗くなってからチェックインしたペナン島のビーチリゾートのホテル。
さっそくホテルの外へ出ますが、周辺は暗い街です。車は多いのですが、お店などは見えません。
まず、ホテルを出て右側の西方面を探索します。しかし、10分ほど歩いても海鮮料理屋とハンバーガー屋さんしかありません。ホテル側へ戻り、途中の小さなお店でビールを購入します。ホテルの部屋の冷蔵庫へビールを入れたのち、また外へでます。今度は、左側の東方面を歩きます。
7~8分歩くと、ようやく明るい街並みが見えました。
いろいろなお店やコンビニもあります。初期行動を間違えたようです。どうもお店を探し当てる感度が鈍ってしまったようです。
コンビニを確認しましたので、ホテルへ戻り、部屋で一杯やって、翌日のジョギングにそなえ、就寝します。
ホテルの朝食バイキングは、インド系の食事が中心です。カレーやナンなどは多いですが、日本人向けの食材はほとんどありません。「例の高齢者」は、「食べるものがなく、コーヒー3杯飲んだだけ」とのことでした。さもありません。
さて、ようやく自由になる時間が12時までの3時間程度できました。
朝から雨が降っていましたが、ビーチ沿に砂浜を走ります。
久しぶりのジョギングです。しかし、海岸線は各ホテルのプライベートビーチなのか、岩をつなげて、人が入いれないようになっています。なんとか走れる15分ほどの距離を何度か行き来し、汗をかきます。部屋へ戻り、シャワーを浴びて、缶ビールで喉を潤し、軽い昼食をとります。
12時のレイトチャックアウトですが、5分前に女性事務員が部屋にきました。「ノープロブレム」と口では言いましたが、早くチェックアウトをしろと顔で言っています。
他のグループでは、12時少し前に荷物を置いていた部屋に戻ると、カードキーが効かなくなっていた、とのことです。おそらく彼女がすべての部屋を廻ってチェックしているのでしょう。
午後は、世界遺産の街ジョージタウンを散策です。ここでも、事件が発生しました。
一見、旅慣れた風の若い男が、博物館から乗るトライショー(自転車三輪車)に乗り遅れてしまいます。ガイドは、トライショー17台(2人乗りで、33人プラスガイドの34人分)を確保し、最後のトライショーに私とガイドが載って出発しました。が、途中で、博物館からガイドに「一人乗り遅れている」との電話が入いります。
あわてて戻り、彼を連れてきますが、彼いわく「私は時間どおり玄関に行ったが、すでにだれもいなかった」と、のたまう。
さらに、目的地で人数を確認すると、1台分の2人がいない。トライショー1台が来ていません。
しばらくして、ようやく到着しますが、乗っていた若い二人は「バスにじゃまされ動けなくなった」とのこと。とにかくガイドは大変です。
その後、おみやげ店へ連れて行かれ、買い物を済ませ、夕食後、すぐにペナン空港へ送られました。
今回のメンバーでは、とにかく一刻でも早く、空港の搭乗口の中へ入ってもらい、自分の任務を終了させたかったのでしょう。側で見ていて、痛いほどわかりました。
その後は、無事に、クアラルンプールで飛行機を乗り継ぎ、帰国できました。
写真は、ビーチでジョギング中の私です。
ホテルチェックイン後、真っ暗な中を明りの見える街?へ散策です。
コンビニや飲み屋、バーなどもありました。
が、それほど賑やかではありません。地図もなく方向もわからず、コンビニでビールを買って、ホテルへもどります。
ホテルは、長期滞在者がメインのようです。いろいろな設備があります。子供の遊び場や図書室、ビリヤードゲームなどもあります。
翌朝は、集合時間は8時30分。
朝食後、少し時間が取れましたので、再度、街?を散策です。
ホテルの周りには、コンドミニアムなどがきれいな街並みを造っていました。
キャメロンリゾートとゲートには書いてありました。ホテルを中心としたリゾート地のようです。
街はやはりそれほど大きくはありません。どうも期待していたほどではなさそうです。
道路は狭く歩道もなく、野菜やお茶の畑ばかりで、公園もなさそうです。
ランニングするには少し不便なところのようです。この点は重要です。
私の長期滞在地の候補には、どうもならないようです。
集合時間後、バスでさらにハイランドを観光します。
野菜畑(水耕栽培の温室)と茶畑ばかりです。
朝市と謳った賑やかな市場へ行きます。
野菜とハチミツ、民芸品の店に、観光客があふれていました。
その後は、キャメロンハイランドを下り、オランウータンの保護区へ行きます。
下りは、来た時とは大違い。整備された道路を余裕を持って下ります。
そして、すずを取りつくしてできた巨大なくぼ地(湖になっています)の真ん中に保護用の人工島がある、保護区へ行きます。人工島へはもちろん船で行きます。
桟橋付近は、テーマパーク風な造りで、人口島へ渡り、戻ってくるだけです。
島では檻のトンネル中に人間がいる状態です。動物園の真逆の状態です。
次は、バスで3時間ほど揺られ、ようやくペナン島へ到着です。
この島では翌日、よやく自由時間が取れます。
旅ランが、その翌日です。
写真は、キャメロンハイランドの朝市に来ていた、マレーシアの子供たちです。明るい子供たちです。寒いので耳あてをし、帽子をかぶっているとのことでした。
この写真は、キャメロンハイランドで宿泊したホテルです。
部屋は、長期滞在可能なように簡単なキッチン設備もありました。
またホテルには、子供の遊ぶ特別コーナーや、ビリヤード等の遊戯場、図書コーナーなど長期滞在者向けのものがかなり整備されていました。
タイトなスケジュールの翌日。集合時間は8時45分。
前日のホテル到着後、89歳の爺さんは、ガイドに何度も何度も時間の念を押されていました。
その甲斐があってか、全員時間どおり集合。そして、午前中はクアラルンプールの市内観光です。
王宮、国家記念碑、国立モスク、独立広場、ペトロナスツインタワーへと効率よく廻ってくれます。
そして、お昼。大きなショッピングセンターのなかの和食店です。
マレーシアまで来て和食はないと思いましたが、ツアーに付いています。仕方ありません。
そして、また事件。
食事のあと、集合場所を確認して、各自ショッピングセンターをぶらぶら。
集合時間も確認しましたが、時間になっても、あの爺さんが戻ってきません。
ほかの人たちは皆バスで待機です。
30分ほどしてガイドがようやく爺さんを連れてバスにやってきました。
ショッピングセンターで迷子になってしまったとのこと。またまたやりました。
午後は、今回の私の目的地、キャメロンハイランドへバスで行きます。
高速道路の2時間は快適でしたが、その後、山道に入った2時間は大変な道路でした。
狭く、くねくねとカーブの連続です。南国の熱帯樹林の中を拓いたものという感じの道です。
野菜を積んだ大型車とすれすれにすれ違いますが、その野菜はシンガポールに運ばれ、高値で売れるそうです。
また途中、現地住民の集落もありましたが、そこはバスから見るのみ。道路が狭くてバスが止まれません。運転手は本当に上手にバスを運転していました。
そして夕方もすっかりと暗くなって、キャンメロンハイランドへ到着です。
夕食は、名物のスチームボートです。この料理の基本は、タイのタイスキと同じく「しゃぶしゃぶ」でした。
さて、今回のツアー参加者の中には、身体の不自由な障害を持たれた方も参加されていました。
ひとりは、夫婦で参加されていた奥さまです。右足が少し不自由で、ご主人に付き添われての参加です。彼女は全く問題ありませんでした。
そしてもう一人は、初めは右足のみが不自由と見ていた若い一人参加の若者です。
スチームボートを食べている時、おひとり様参加のテーブルでは、我先に鍋を突っつきます。
ふと見ると、彼は左手で不自由そうにフォークで鍋を掬っていました。
鍋には何回かに分けて食材を入れ、煮えてから一斉に手をだします。
2回目に、彼の手の不自由さに気付き、3回目の食材投入後、私から“彼から煮えたものをとること”を提案しました。一瞬、座が白けましたが、なんとか同意を得て、彼にすすめました。
彼も照れくさそうに一番に鍋の食材をとりましたが、やはり不自由です。それが分かると、側にいるものが、取ってあげるようになり、場がようやく和んで、美味しい鍋を食することができました。
彼も、最初に「私は右手も不自由なので誰かフォローしてください」と、最初から言うべきだったかもしれません。
障害のある方や、超高齢者のおひとり様参加は、やはりツアー参加者のなかの誰かが気付き、フォローしないと、参加者全員に迷惑がかかるときもあり、考えさせられるツアーでした。
写真は、キャメロンハイランドの、きれいに整備された茶畑です。
9月26日。実質的な観光旅行の初日です。マレーシア鉄道でマラッカ(最寄駅はタンピン駅)まで行き、夜にはホタル鑑賞という、今回のツアーで最も厳しいスケジュールの日です。
ホテルのロビーに朝7時15分に集合のはずでした。
集合した者からバスに乗りこんで、ガイドが最後に人数を確認します。
が、どうしても一人足りません。
ガイドは名前を点呼し、集合していない人の部屋へ飛んで行きました。
30分後、私と同じおひとり様参加の、89歳のじいさんがガイドに連れられてバスに乗りこみ、ようやく出発です。
マレーシア鉄道にはセントラル駅から乗車する予定で、ガイドはかなり焦っていましたが、車の渋滞がそれほどでもなく、列車出発の30分前には駅に到着しました。
タイからシンガポールまでつながるマレーシア鉄道でマレー半島を縦断する旅は、一昔前は憧れの旅でしたが、いまはツアーもありません。
クアラルンプールを出て、しばらくするとやしの木のプラントが車窓から見えてきます。
2時間ほどで、マラッカに近いタンピン駅へ到着し、先に到着し、待機していたバスに乗りこみ観光です。
マラッカは世界遺産の街ですが、それほど感動しません。街の散策後はショッピングですが、私は興味がなく、ただ休むのみ。それにしても買い物の時間が長い。
その後、バスで北へ向かい、クアラルンプールを越えて、野生ホタルの生息するセランゴールまで4時間ほど揺られます。
夕食後、船に乗り移り、野生のホタル鑑賞です。小さなLEDが無数に動き回っています。
ホテルに戻ったのは22時近く。ホタルには感動しましたが、それにしても、早朝から15時間も拘束されました。
そして、ショッピングとバス移動にかなりの時間を取られ、くたくたな1日となりました。
さて、この日、ガイドは89歳の爺さんにほとんど付き添い状態となりました。
写真は、マラッカ海峡の遠景です。