アムステルダムの思い出 ~ 夜警 2013年11月19日 | 旅行 10月にアムステルダムを 訪れました。 13年前に、一人で オランダ北部、クロニゲン音楽祭の マスタークラスに参加した際、 立ち寄って以来です。 その際は、 音大を代表して参加したので、 旅費と滞在費を出して貰えました。 というと、響きは良いのですが、 節約して欲しいと、フェリーを 勝手に予約されました。 ロンドンから、電車と フェリー🚢を 乗り継ぐこと14時間。 帰りにアムスに1泊して、 ゴッホ美術館を観て、 街を歩きました。 ゴッホ美術館にある アーモンドの花の原画の前に 立った際の感動は、 今でも鮮明に思い出します。 吸い込まれる様な 空の水色。 孤独、優しさ、悲しみ、 言葉を越えた感情が 伝わってきて、 ジワ~っと目頭が熱くなりました。 クールダウンに、 爽やかな運河の風に吹かれ あてずっぽうに あっちこっち歩き回っていたら あちこちのショーウィンドウに いかがわしいマネキンが、、?? マネキンが動く!? 実は、赤線地区に 来ていたらしいのです。 「何だか妙な所だ。サッサと通り過ぎよう。チラチラ 。」 と、焦って通過したのを覚えています。 今回は、 両親と共々、 リク美術館が、メインです。 私は特に、レンブラントの夜警が お目当てでした。 見たい絵がある時は、 あまり沢山他を見ず、 数点を前菜的に軽く見て、 メインをじっくり味わうことに しています。 原画の夜警、期待以上に 魅力的な傑作でした! ディテールと、ダイナミックな動きが 完璧に共存している! 17世紀に、 市庁舎の壁のサイズに合わせて 左側を少しカットされていたとは、 知りませんでしたいた。 カットされる前の原画のコピーの 縮小画も展示してありました。 オリジナルの方が、 より奥行きや、動的効果が 出る構成となっています。 芸術は、いつの時代にも ビューロクラシーの犠牲に なるんですね~。 レンブラントも、 きっと天国で少々御立腹でしょう。 ジャガイモを剥く人々の ゴッホの絵に象徴されるように、 オランダ、特にこれと言って 食べ物には、 期待出来ません。 が、 パンケーキは、美味しかったです。