倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

編曲者 バッハ

2022年03月11日 | 音楽
ローマは一日をして成らず
と言う様に
バッハの傑作の数々も
やっぱり
積み重なる努力や研鑽の賜物。
その証拠の一つが
主にイタリア人の作曲家達の
ヴァイオリンやオーボエなどの協奏曲を
チェンバロのソロ用に
バッハがアレンジした作品群。

ワイマール時代に
ライバルのオルガニストに
自分の力量を披露する事も念頭に
書かれたのでは?
という憶測もされています。

原曲に忠実でありながら
チェンバロでも効果的に
聴こえる様な編曲の数々。
さすが大バッハです。
数曲弾きながら
バッハの有名なイタリア協奏曲は
ココにルーツがあるのね〜
と思わず頷いてしまいました。

そんな編曲作品の中から
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ト長調を
チェンバロ用にへ長調にしたのが
こちら。
リーズ滞在中に
オトリーバロックの皆さんとの演奏会で
弾いたソロです。
2楽章が特に
ヴィヴァルディ節が濃く
1&3楽章は
明るいイタリアの太陽を
感じます。
楽器はBizzi。

https://youtu.be/TN_pNdzWbdw
コメント
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