連夜の世界陸上を見ながら ついうとうと 目が覚めると夜明けが近かった 高峰温泉のブログに最近、雲海の写真が掲載された。下界に住むものにとって雲の上は様子がわからないので、”よし行こう”という決断をいつしたらいいかためらっていた。 暗いけど空を見ると浅間は見えない、蓼科も見えない、ただ天頂のあたりは星が出ていた。 雲海を撮りたい。 今日の日の出時刻は4:59、わからないけど行ってみよう 今日は行く気が勝った 1000m 1500mと標高があがっていっても雲上にでたように感じられなかった。そしてラジオの時報が5:00を知らせてしまう。もうすぐ車坂峠だ。高峰高原ホテルの駐車場に到着。でも、あたりは白くガスがかかっていた。 日の出時刻も過ぎてしまったし今日はだめかな。 しばらくすると急にガスが下がっていき、あれよという間に目の前に雲のじゅうたんが見え始めた。 |
車坂峠は標高2000m弱 ここからの眺めは小諸市の眺望百選に選ばれている。標識の添え書きに”夜景と満点の星空”とある。雲がだんだん下がって行くと右手に赤岳を始めとして蓼科山までの八ヶ岳連峰が青い頭を出してきた。左手には甲武信ヶ岳、金峰山の山梨県境の山々の右にうっすらとではあったが富士山の姿も確認できた。 |
ホテルの宿泊客たちもこの景色を撮ろうと次々にカメラをもって出てきた。浴衣姿で2台のペンタックス645を携えた初老のご夫婦、お孫さんをつれて宿を決めない2泊3日の写真旅とのこと、今日は美ヶ原へ行こうかなあ、なんともうらやましい旅ですこと。ご夫婦の背景に見えるのが雲海から頭を出した八ヶ岳連峰です。撤収前にこっそりほほえましい姿を拝借しました。 お孫さんが操作していたデジ一はニコンでしたが、私のを含めて黒地にPENTAX赤ロゴのストラップが3台並んだ様はとっても気分がよかった。 |