世界初のハイブリッド列車キハE200が
運行を開始して半年が過ぎようとしている。
信濃川上駅に停車したハイブリッドは
ここから上り続ける勾配に向かって
息を整えているかのようだった。
駅から静かにゆっくりと出発したハイブリッドは
ここぞとばかりディーゼルエンジンをうならせる。
屋根から上る排気が陽炎をたてた。
雪景色もまたいい。
世界初のハイブリッド列車キハE200が
運行を開始して半年が過ぎようとしている。
信濃川上駅に停車したハイブリッドは
ここから上り続ける勾配に向かって
息を整えているかのようだった。
駅から静かにゆっくりと出発したハイブリッドは
ここぞとばかりディーゼルエンジンをうならせる。
屋根から上る排気が陽炎をたてた。
雪景色もまたいい。
JR小海線の駅シリーズ26 26駅/31駅(84%完)
小諸駅を1番と数えると26番目の駅。「信濃川上」(しなのかわかみ)
このシリーズなかなか終わりません。最初に登場した海尻駅が2006年の9月なので、もう一年半くらいになってしまいますね。
そんな中で撮影しているので、カテゴリー分けからこのシリーズをトータルに眺めていると、冬景色が少ないのです。そこで、普段は雪が降っている最中は、なるべく外に出ない(危険だから)を実践していますが思い切って出かけることにしました。
「雪景色こそ高原列車にふさわしい」
家から30キロ以上あります、雪の中山間部への撮影は単独で行くときにも気を使います。ちょっとのことで車を滑らせて溝や吹き溜まりに入っても一人では脱出不可能になる場合もあります。
もしもの時に助けてもらえる確立も低くなります。常に最悪のことが頭をよぎります。
信濃川上駅の話題から離れてしまいました。
川上村はレタス栽培日本一、まさしく高原野菜の代名詞のような場所です。
列車での観光には向いていない立地のため、主に地元密着の生活駅です。
そんな小さな緑の鉄板屋根の駅舎にハイブリッド列車が静かに進入してきます。上り下りの島駅型ホームをファインダーで構図を決めていると、上りのレールが雪に埋もれています。ここはスイッチバック駅?勾配がきついのも事実ですが、さらさらの雪のため強風に飛ばされてレールを埋めてしまうのです。こんな中でも高原列車は毎日走ります。
都心にも雪をもたらした日
佐久平雪の鉄道三部作最後を飾るは
雪が一番似合うしなの鉄道
そう思う理由は
国鉄全盛期だった頃を思い出すからだろうか
撮影場所はしなの鉄道が唯一佐久市を走る区間
地図で確認するとその距離は1Kmにも満たない
都心にも雪をもたらした日
そんなの関係ねえとばかりに
降り積もった雪を粉雪のように撒き散らしながら
東京へと走る新幹線あさま号
定時運行には頭が下がります。
都心にも雪をもたらした日、佐久平もどこまでも真っ白になった。
小海線佐久平、ここからの眺望は晴れたときは
遠く八ヶ岳の主峰赤岳までもが見えるのであるが
ご覧の通りどこまでも白。
細かいさらさらとしたした雪が舞う中に
ゆっくりゴトゴト小さな二両編成の列車が
白い景色に埋まってしまいそうだった。