緑深い森の中に浮かぶ建物群。
ここは何処だかわかりますか。
梅雨の時期だと遠くの目標物が見えない為に、何度もカーブする峠道を上がってくると方向感覚を失います。
目の前に見たことがない風景があると、記憶をたどって頭の片隅の画像と一生懸命一致させようと検索する。この時はとうとう「らしい」だけで検索終了。家に帰って地図サイトで確認をしてそれが「だ」にかわった。
正解は「旧軽井沢銀座」です。
軽井沢の東側の別荘地、すぐ後ろは群馬県境です。
この日はさる別荘の建設現場にお邪魔しました。
軽井沢を一望する写真というのは殆んど見たことがありません。山の上にいけば見れるじゃないかと思いますが、その理由はこの写真からもわかるように森の中にあるからです。
殆んどの別荘地は樹木に覆われていて、眺望が良い風景を手に入れるためには斜面にたいしてものすごい基礎を作って建物を高くしないと木々を越える事が出来ません。現にこの別荘の場合斜面に建っていますから、斜面からの高さでいうと3階建ての高さに相当します。写真は仮設の外部足場の天辺からこの写真を撮影しました。屋根の上からの眺望です。従ってこの建物の持ち主はこの景色を普段見ることができません。木々の間から見るわけです。すこし得をしました。
すぐわかりましたか。峠道が少し霧が掛かっていましたので私はこれを見たとき、山の奥の森の中にぽっかりと町が現れたような錯覚を起しました。軽井沢町民ならすぐうしろが離山だからねとわかるのでしょうね。写真の黄色い建物はチャーチストリート、軽井沢郵便局のあたりです。そう旧軽井沢銀座の中心部です。
ちなみに写真左下の赤い屋根の建物は高級リゾートホテル「万平ホテル」です。屋根を見たのは初めてです。