この連休は天気もよかったので稲刈りが進みました。 天日干し自然乾燥米にこだわる生産者が佐久ではまだ多く、はぜ掛けがたくさん見られますが、年々その数は減ってきています。政権交代で、減反政策にメスが入ります。このはぜ掛けの景色も大型コンバインに変わり、見られなく日もくることでしょう。 米の価格の安定の為生産調整し、普通に作った主食用の米を飼料米や加工米として出荷する、麦や大豆といった田んぼに他の作物を植えて補助金をもらうといったいろんな対策が長年とられてきましたが、今の米の価格でさえ労働に見合った価格では無いために、生産を大規模生産者に委託して田んぼを持っているにもかかわらず、米を買う消費者側になっている農家もたくさんあります。 これで米の価格は今の半分くらいになってしまうと我が家でも委託者側にまわるという選択を迫られる日もやがて来るでしょう。 新政権は戸別所得補償制度(生産費と販売価格(ともに全国平均)との差額を補てんする制度)を推し進めていますが、いずれ補てんするにも税金が使われるわけで、大規模生産で価格低下させ、世界競争力をつけていく狙い、そして小麦などにとって変わって米粉へのシフトが進むと自給率UPに繋がると・・・ 一生産者としてはなんとも全国、そして地球規模の話にはついていけません。 楽しんで大地の恵みを作り続けていきたいものです。 |