ことの始まりは新品購入したPENTAX FA 35mm F2 ALで風景を撮っていたときのこと、撮影後、背面モニターで確認すると「なんだか暗い」からだ。
その後は露出+補正して写真を撮っていたのだが、同じ風景をレンズを換えて、露出など設定を同じくしてもPENTAX FA 35mm F2 ALのみ現象は改善されず、疑問は増すばかり。
ブログに比較写真をupし価格.comに質問したところ、多くの方々のアドバイスが。
そのなかで導かれた結果はPENTAX FA 35mm F2 ALの絞り不具合?、撮影データ自体がおかしいのでは?とボディーも疑いありだった。
連休明け新宿のペンタックスフォーラムに出向き、相談。其処での明確な回答も得られず、結局レンズ、ボディー(現象が記録されたSDメディア共)も修理送りとなっていたのだった。
*istDsがペンタックスフォーラムから帰ってきて
その中の修理票には
*istDs-【点検】各部点検しました。
レンズ-絞り羽根部 露出アンダー の為調整、各部点検しました。
と記載されていました。
このことにより、レンズが原因ということが明らかになりました。
いったいどんなものだったかというと、過去記事を参照。 では不親切なので、修理前と修理後の同条件撮影写真で違いを見てください。
以下は修理送りになる前に撮影した比較データをフォショップエレメンツにヒストグラム表示させたものをキャプチャーしました。画像の縦横比変えてあります。
修理前
1/100sec F2.0
WB 蛍光灯(昼白色) ISO200 Av 分割測光 ナチュラル
1/125sec F2.2
WB 蛍光灯(昼白色) ISO200 Av 分割測光 ナチュラル
写真ではF2.0よりF2.2のほうが暗くなっている。明確にデータではヒストグラムの山がF2.2になるとアンダー方向に寄っているのがわかる。
また、シャッタースピードがF2.0のとき1/100なのに対して、F2.2は1/125 ???
F2.2以降は絞るとシャッタースピードは遅くなっていき、明るさはF2.2の写真と同じ明るさで撮影されていた。
修理後、同じ撮影物で同じ条件で撮影したものが以下。
修理前の写真とヒストグラムの山の違いは被写体の微妙な位置関係によるものと思われるがご容赦。
修理後
1/100sec F2.0
WB 蛍光灯(昼白色) ISO200 Av 分割測光 ナチュラル
1/100sec F2.2
WB 蛍光灯(昼白色) ISO200 Av 分割測光 ナチュラル
ヒストグラムの変化はなく、モニター確認でも修理前と違って同じ明るさに撮影できます。
修理前のF2.0の撮影データと修理後のF2.0の撮影データが同じ結果になったので、開放絞り以外の調整不足だったということでした。やはり最初の疑問「なんだか暗い」が正解でした。
レンズのテストはレンズ絞りAポジション、カメラ側絞り優先で、カメラを三脚に固定して、撮影物を開放から順に撮影していく方法で絞りの調子を確認できます。この方法で撮影した写真がすべて同じ明るさに写っていれば問題なし。
長く*istDsが手元になかったのと、また農作業も最盛期に重なったのでブログも更新できずにいました。訪問してくださったかたありがとうございます。
今、私のFA35/2ALは絞りが全開にならず自宅療養中です(笑)
絞り装置の位置決めをしている接着剤が効かなくなり、絞り装置がより絞られる方向へずれていたのが原因と判断しました。
bajaさんのも症状が似ているなあ、と思いました。
私の場合、実絞りのマニュアル露出で撮影していたので、露出の異常には気づかなかったようです。
ブログのほう拝見しましたよ。見事にバラバラになっている
FA 35mm。私にはそんな芸当は出来そうにありませんです。
私にはこのくらいのレポート程度です。実絞り、マニュアルでの撮影もしてみなくちゃ。