紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

いまさらながら発掘。

2009-04-16 23:29:00 | 読書
 カズオ・イシグロの『私を離さないで』(リンクにはネタバレがありますので、ご了承の上開いてください)を最初の4ページで驚愕。

 恐ろしくうまい!!  

 あっと言う間に、あっちの世界(本の中の世界)にスライドできて、どんどん次を読まされる。それも内容というより、文章に乗せられて。きっと土屋政雄さんの末烽、まいんだろうなあ。

 きっと構成も効果的に組み立てられていそうだし、テーマも重そう。でもテンションは下がらないような気もする。というか、あまりに重すぎて、反動でテンションあがるかもしれない

 そういうことは、私の場合ままある。村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』を読んで、1ヶ月の間、ある意味ハイテンションだった。しかも、アタマで理解できてなかったにも関わらず。理解できなかったからこそ、というべきなのかもしれないけど。

 なんにしろ、読んだことのないタイプの小説なので、どきどき。今後、読書時間の開拓を進めなければ。