紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

へうげものの展開

2009-08-17 20:41:00 | 読書
 ということで、山口晃の『すずしろ日記』を注文しに本屋さんへ行ったら、『へうげもの』第9服を発見して、購入。

 しかし今日も体調はいまいちで、たよりの整骨院は休暇中、しかたなくウチで寝込んでいた。午後より夫婦で実家に行く。実家でも後半は爆睡。爆睡する前に、『へうげもの』を読了。いつもながら、作者の骨太で大きなストーリーの流れに感心。

 今回は利休の切腹と秀吉の朝鮮出兵などがメイン。利休の究極のホスピタリティと、茶の湯を古田織部に引き継ぐ鮮やかさと、愛弟子、古田織部への最期の教えに感動。ついに彼は自分が何者であるかというアイディンティティを獲得するのだ。

 後半の秀吉の朝鮮出兵の意図を知って、また本能寺の変あたりを読み返したくなり、どんなに歳を経ても相変わらずの古田織部の国境を越えた数寄者ぶりに、ほっとするやら呆れるやら(笑)

 笑いと愛を併せ持つ古田織部は、安土桃山のジョーカーだな。

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4 コメント

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Unknown (れんくみ)
2009-08-18 07:58:09
すずしろ日記
直で書店にお願いしましたら、
本日午前に、家に着払いでしかもプレゼントに
メールで山口氏が残していかれた画像を
添付していただきました。ラッキー!
洒落のわかる
すてきな店主さんでした。
ああ、やっぱり本をたくさんモノにしている人は
あの人にしろ、この人にしろ、その人にしろ、
奥が深いんだな~~実感です。
御紹介ありがとうございます。

本日は体調いかがでしょうか。私もこの夏も異常に忙しく(異常なくらい儲かったでは全くありません、念のため)昨日は、
ほんの一息ついてしまったら、身体はだるいし、いがらっぽいな~って思った咽が真っ赤でした。
でも、もしかしたら、次からの活動のために、こんなけだるい、半寝込み状態で読書の日も『必要悪』なのかもしれませんね。紙魚子さんも、どうぞ長引きませんように。『ゆうてられん』でおしきる事ができれば、まだ『私たち!花のアラフォー(フィフか・・完全に)』ですものね。
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Unknown (紙魚子)
2009-08-19 00:05:18
早っ!! 私は1週間待ちと言われましたよ。

お気遣いおただき、どうもありがとう。
私はつらいときには、ツボ膏を首に貼りまくって対応しています。

午前中に貼ったツボ膏が、夜にぺらりんと自然にはがれてきたので、「ああ、凝りを吸収してくれて、自然にはがれてきたんだ・・・なんてけなげなヤツ」とツボ膏に人知れず感謝していたのです。

その話を塾帰りのKちゃんにしたら、しばし沈黙の後、
「おかーさん、それ、汗ではがれたんやと思うけど」
「しばしの沈黙」はKちゃんが、おかーさんの感激を台無しにしかねない真実をいうべきかどうか悩んでいた時間らしいです(笑)

と言う風に、じたばたしつつ、なんとか乗り切っています。
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Unknown (れんくみ)
2009-08-19 08:07:41
つぼ膏なるもの・・肩凝りと無縁の私にはわかりませんが・・夏場も毛糸パンと貼るカイロだけはかかせません。

もう!!昨日は、合間合間にすずしろにはまりまくってました。なんせ10分あったら一話よめて
しかも深い!あとひく!
繰り返し読んでもまた深い!夫婦愛もすばらしい。
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Unknown (紙魚子)
2009-08-19 09:29:32
山口さんとこは、夫婦というよりコンビという方が相応しい気が(笑)

 でもちょっと、「ウチと似てるのでは?」という部分が客観的に見ると、なきにしもあらずで、なんだか冷や汗もの(「暴露されてる!?」みたいなドキドキ感)だったりします。
 (私もここで十分「暴露」はしてるんですが、ごく小規模なので)
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