紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

年下のアイドル

2008-05-26 21:52:09 | ファミリー
 テスト前の期間に入り部活がなく、珍しくKちゃんが早々に帰宅した。本人、るんるんである。

「あー、こんなにはよー帰って来られるて、なんかうれしーてたまらんなー♪ 時間がたっぷりあるし、ゆっくり宿題もできるし♪」
と、いつものごとく台所のテーブルの周りをぐるぐる回りながら、おしゃべりに興じる。そういえば、そそくさとご飯をたべ、ダッシュで宿題してるな。塾に行くときの車の中でもしてたしな。

 テーブルをぐるぐる回りながら、
「そういえば、○○くんていう新入部員の男の子がはいってきてな」
と、くすくす思い出し笑いをしながら、部活の話をしてくれた。
 仮に彼をヤマダくんとしておこう。ちなみにヤマダくんの名字は顧問のヤマダ先生と同じである。

 「ヤマダくんがヤマダ先生に怒られはるやんかー? 
『こらー!ヤマダ!! なにしとんじゃー!』って先生がいわはるの聞いてたら、おかしーて!! もう笑いこらえられへん! なに自分のこと罵唐オてんねんて思たら!」

 「ほんでヤマダくんて、ものすご可愛らしーねん。もうヤマダくん、大人気やねん!見てるだけで癒されるねんなー。なんともいえへんねん。まるでなあ、フランス人形みたいやねん!」

 ふ、ふらんす人形って・・・それは女流義太夫三味線の鶴澤寛也師匠が口を開いたときのことでは・・・と一瞬フラッシュバックに襲われた。(オレンジ色の雑誌『yomyom』2007年12月号を未読の方には『何の事だか??』であろうが・・・)

 そんなヤマダくんに、声かけをすると「は、はい!」と、ちょっと緊張気味の返事が返るそうである。フランス人形のような新入生男子に、ついついちょっかいを出してしまう女子先輩たちなのであった。


  *追記*『yomyom』に掲載された『三浦しをんの「ふむふむ」』という連載で、12月号においてインタビューされていたのが鶴澤寛也師匠。そのなかで三浦さんが暴露しているが、引用すると
『寛也さんは、「あんた、黙ってれば京人形みたいなのになあ」と、あるひとからいわれたとき、「あら、じゃあしゃべったらフランス人形ですか。ふふふ」と切り返していた。フランス人形は、そんな切り返しをしない!』。

 


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2 コメント

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Unknown (紙魚子 )
2008-05-27 23:32:17
ナイスな画像、ありがとうございます! 猪{越孝さん、やっぱり素晴らしいですねえ!(前にも蕃茄さんのブログで拝見しました) もちろん三味線の方が寛也師匠ですので、お間違えなき様。なんともいえない情緒の三味線でした。ほんと、クールビューティそのものです。舞台では!確かに京人形ですねえ。
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Unknown (蕃茄山人)
2008-05-27 22:07:26
そんなカンヤさんの「クールビューティー」振りをご覧ください。
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