紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

窯出し異聞

2007-10-28 22:59:35 | 学校
 小学校の陶結ウ室で作られた作品が穴窯で1週間ばかり焼かれ、1週間ばかり冷まして、ついに今日窯より出された。作品の完成を祝うため?「窯出し祭」も同時開催で行われた。フリーマーケットやライブ、現地のパン窯で焼かれた焼きたてピザや、天然酵母の石窯焼きパン、およびサンドウィッチなどの販売もされていた。穴窯祭りについては、藁の家の住人さんがレメ[トしてくださっているので、こちらをクリック。

 幸い晴れ渡った気持のいい日だった。気候もほど良く、裏手の田んぼ道にあぐらで瞑想??をしていた方もいるくらい、広々とした自然まっただ中の気持のいい場所だった。

 私は職場のお昼休みに大急ぎでやって来て、先に到着していた夫・H氏と落ち合い、彼がそこですでに買っておいてくれたサンドウィッチをパクつきながら、10分ほど過ごし、再び大急ぎで職場に戻った。

 わずかな時間なので、じっくりとは見られなかったが、子どもたちの作品もたいへんにユニーク。ずらりと並べられた様子も壮観。

 これも指導に当たってくださり、穴窯(と窯焚き中の料理)の総監督でもある『イエローハウス陶房』のダモンテ先生やふさ子さん、およびその他のスタッフの皆さんの献身的な働きによってできあがったのである。24時間態勢で薪をくべ(×5日間)、温度を見ながらの大変な作業の賜物なのである。有志でご協力くださった先生や保護者の方の働きにも、頭が下がる思い。穴窯についてはこちらを(→穴窯友の会HP)

 ところで家での晩ご飯も終わった頃、H氏が本日の穴窯でのとっておきの出来事を話してくれた。小学校のT先生(体育会系の中年?男性。冗談がわかるのでKちゃんとも気があったよう)とH氏が世間話をしているときの出来事である。

 はじめに書いたように、快適な陽気だったので、人間のみならず、虫たちもお散歩気分だったのだと思う。そもそも自然いっぱいの田んぼの真ん中でもある。

 世間話をしていると、ハチが一匹飛んで来たらしい。H氏は長袖シャツで長ズボンのうえ、長靴といういつでも作業OK、虫除け完璧なスタイルだったが、さすがに顔だけはむき出しなので、ブロック態勢をとっていた。

 しかしT先生は、話に夢中だったらしく、ハチの存在に気がつかなかったのかもしれない。しかも半袖というラフな格好。

 突如、先生が「あいた!あ痛!」と叫び、大急ぎで上着を脱ぎ捨て、H氏に「なんか、なってません?」と脇のあたりを見せたらしい。

 そうなのだ、ハチは先生の半袖の袖口から先生の脇に入り、チクリと刺したのである。またハチも何を好き好んで・・・?

 H氏いはく
「T先生の脇の下はなあ、きっとお花の匂いがしたんやろなあ」
・・・考えられない、というか、考えたくないなあ、それ。

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4 コメント

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Unknown (しん平)
2007-10-29 05:57:06
しかも2箇所。その後、私は救急箱の中から蜂の毒素を吸い取る器具で彼のわきの下のお花畑を2度、入念に処置させていただきました。ま、アウトドアーをなめとる人にはええ薬になったことでしょう。お花畑というより、昭和枯れすすきという感じやったけど。昨日の私のハッピーな思い出を唯一ブルーにした一件でした。以上、報告おわり!
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Unknown (紙魚子)
2007-10-29 09:12:52
ブルーな記憶を思い起こさせる記事で、申し訳ありませんでした! H氏の「今日のブログにして!」というリクエストだったのです。もちろんお花の匂いではなく、ハチが幻覚を見る匂いだったのかもしれません。先生にとってもハチにとっても、大変不幸なできごとでした。お大事に・・・。
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Unknown (りんご)
2007-10-30 20:16:36
おおっ。仕事の昼休みに10分だけでも行かれたとは!!紙魚子さん、えらいです!

10分だけ覗いてみると言うアイデアと根性が私には足りなかったです。

この日はなにかと用事がありまして、でも、何とか調整すれば、うまくいくと1~2時間程度ならのぞけるかも・・・。とわずかな時間ですが、密かに兄弟社村まで走っていくつもりをしておりました。

ところが朝から、にわかに爺ちゃん(舅)が張り切ってしまい、手伝わざるを得ないはめに。

爺ちゃんの手伝いが終了した頃には、わずかながら行くつもりをしていた時間が、ほとんどありませず、よっぽど、今回の穴窯にはご縁がなかったなあ・・・。と手伝いで疲れ果ててへたりこむとともにシクシク悲しんでおりました。

でも紙魚子さんのように10分なら行けたかも!

あーん、体力なし、根性なしの私だったです。


紙魚子さんを見習って、次回の穴窯には10分でもいいから立ち寄らせてもらうことにしようっと。
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Unknown (紙魚子)
2007-10-30 21:11:56
おじいちゃんのお手伝い・・・わかるわ~、懐かしい~(笑) 私も月曜日の自分の仕事の定休日には、よくおじいちゃんの「足」になりました(過去形) 普段はおじいちゃんの行動に監視の目を光らせているおばあちゃんが習い事に行く月曜日。おばあちゃんが出かけるや否や、そそくさとどこかに電話をかけて、こっそり隠密行動の手先となり、農機具屋さんとか、農業指導の先生の家とかに行ったりしてました・・・そうそう、おじいちゃんが張り切ると、「手ったい(手伝い)してくれ」のお声がかかるんですよねえ! どうぞ今日はお声がかかりませんように!とマジで祈ったものです(笑)そんなおじいちゃんも、3年前に「ホトケさま」になられましたが。

私も今日は学校に!と思っていても、家事がどんどん遅れたり、おばあちゃんの注文がはいったりして、なかなか予定通りにはできません。ほんとにもう、「隙を見て」時間をもぎ取る!っていう感じです。

 むしろ、仕事の方が割合予定どおりに時間が取れるので、短時間ではありますが、出易かったかもしれません。

 家にいると、果てしなく仕事があるので、「すべて片付けてから」というのは無理です。ちょっとの時間の前髪をタイミング良く掴んで、自分のものにしちゃいましょう。
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