紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ばーちゃんリアリティ

2009-06-24 23:00:00 | ノンジャンル
 今日は読書会で、用事の合間を縫うように1時間だけ出席。

 幼稚園児のお母さんなら、下のお子さんを連れての会員の方もいらっしゃる。0~2歳児になるわけだが、さほど子ども好きではない私も、なんだか最近はちいさいお子さんを見かけると、うわーカワイイっ!!と本能的に思ってしまう。

 でもオトナの女性として「お世話してあげたい」とか「かわいがってあげたい」とかではなく、「一緒に遊びたい欲」だったりする。母性本能を刺激されるのではなく、そうだな、どちらかといえば良寛さまのライン寄りと思ってもらっていい。そう、イイ歳のじーさんになっても、子どもと一緒に毬つきしたり、かくれんぼしたりした、あのお坊さんである。

 隣の会員さんの2歳児の女児さんと遊んでいると、子育ては人生を生き直しているんだなぁとしみじみ思った。

 実際に子育てをした方には同意していただけると思うのだが、人生を再度生き直せるのだ。
 もっともこれは、「自分の人生と同様になぞる(コピー)」のではなく、
さりとて「自分の実現できなかった夢への再チャレンジ(敗者復活戦)」でもない。その子自身の人生に同伴させてもらう、という感じか。子どもに自分の人生を貼り合わせるのではなく、フォローしつつ共に歩む。

 その子独自の個性に驚き、才能を見つめ、成長を喜ぶ。これだけなんだけど、これがどんなに同伴者であるオトナを後押ししてくれるものか、知っている人は知っている。少なくとも、自前の人生と平行しつつなので、人生を2倍経験できるし。

 でも体力的にも精神的にも子育てには過酷な部分があるので、手放しで「楽しいですよ♪」とも言えない。そう言える人は、人並み以上に心身ともにパワフルなのか、それともおばーちゃんステージにランクアップ(笑)しつつある子離れした女性かもしれない。
 つまり私はそんなステージに入りつつあるようなのだが。うれしいような、かなしいような。
 

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5 コメント

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Unknown (れんくみ)
2009-06-25 07:31:32
同意見!!わたしも、良寛ライン。
息子の手が離れて来て(姉の姪もお年頃やし)、
じっくり遊べる相手がいなくて・・。
今度は、妹の姪にまで手を出そてます。歳の44歳。
元来、わたしはまったく『保育園のせんせ』タイプじゃないのですが、『クミちゃん!』よばわりでととても仲よく遊んでくれます、うれしくて・・。

子供の走る人生を見ながら伴走も同感!
大変なことも多いでしょうに、人生謳歌してる息子に『ええなあ・・わたしも、もう一回高校やりたくなってきた・・』と感じるだけでも、人生2倍・・いえ2乗は軽くたのしんでます(理数だけはかんべんしてほしいが・・)

読書会はいいですよね。今年度、読書会を離れてつくづくそう思う。読書だけじゃないですよね。その点『子育て』と同じかもしれませんね。
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Unknown (紙魚子)
2009-06-25 23:54:03
同感のコメントありがとうございます。図書館へ来る就学前の子どもさんたちをみても、それは可愛くて。とくに、赤ちゃん! もう、めろめろですよ~(笑)

 もしご都合がつけば、ぜひゲストとして読書会にどうぞお越し下さい! 9月は太宰治の『斜陽』、10月は「たぬき亭」にて行ないますので!
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Unknown (れんくみ)
2009-06-26 09:36:00
うわ~、そそられます。
去年から太宰さん(短編ばかり)をたてつづけにたくさん読んでます。つまらない(君がそうしてるんやろうといいたい)夫婦や家族の話しが多いのに、この深さ、このあと引く感じはなに??
まだ解答がでていません。
たぬき亭も誘惑されまくります~。

さわやかな『いざない』ありがとうございます。
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Unknown (oguwv)
2009-06-27 12:46:04
こんにちは。

いつもながら、紙魚子さんのブログ、深いですね(笑)

妻が昨晩、同じような事、言ってました。

ただ、妻の意見は、自分の(経済的理由で)出来なかった習い事なんかをしっかりさせたいみたいで、毎日息子と一緒にピアノを弾いております。
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Unknown (紙魚子)
2009-06-27 23:27:43
いつも読んでいてだいて、ありがとうございます。

私も先生や夫から「彼は音楽にすごく関心ありますよ!」とか「この子は才能ある!」とかのお勧めで、習い事はしっかりさせました。

ピアノはバイエル終了(志低い!笑)を目標に、二人とも習っていましたし、ひとりで見知らぬ集団の中に入って行って、早々に自立してどこへでも羽ばたけるように、夏冬のキャンプには子どもたちの同意の上、どんどん参加させていました。

 具体的にどうとは説明できませんが、帰ってくると確かにひとまわり成長していたし、長じてもキャンプで得たものを、無意識に応用している気がします。
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