紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

DNA?

2006-01-11 21:41:09 | ファミリー

 もう15年もまえの話になるが、上の子が2、3歳の頃、寝る前に布団の中でお話をしてあげたことがある。結論から言うと失敗である。

 昔話から始めよう、と私が思い込んでいたのもよくなかった。彼のキャラには昔話は向いていなかったと、今ならわかる。

 『桃太郎』は「鬼、やっつけられて、かわいそう」。すっかり鬼に同情した彼は、以来節分になると、「鬼は内、鬼は内」といって、おばあちゃんにヒンシュクをかっていた。
 『花咲かじいさん』はポチが隣の悪いおじいさんに殺されたのが大ショックで、「うすから小判が出ました」「ポチは?」「花がみごとに咲きました」「ポチは?」「お殿様にごほうびをもらいました」「ポチは?」
 やたらセンシティヴな奴なのである。

 小学校に入学してから、担任の先生のおかげで絵本の楽しさに目覚め、ひと安心。高2のいまでも現代国語の問題文を読んで、年一回以上は「感動したわー」と言っている。たまに「テストの問題で感動してたら、時間切れで全部できひんかったわー」。

 ヲイヲイ、なのだが、実は私も同じ事を、しかもよりに寄って高校入試でやらかしちゃったので、苦笑するしかない。DNAの仕業なのだ。


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