紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

がいがらがい

2009-07-14 21:50:00 | ノンジャンル
 今日の職場の話題は方言。地元の人間が多いけれど、それでも滋賀県各地よりの通勤だったりもする。滋賀県は京都・大阪圏、中部圏(三重、岐阜)、北陸圏(福井)などの言葉が地域によって色濃くなったりするので、県内でさえカルチャーショックな言葉の違いがあったりもする。
 私は今日出て来た言葉は、わりに聞くので少なくとも近江八幡近辺では流布している、と思われる。

 まずは、文章の最後に付ける言葉『~ほん』。とくに意味は無い。
「今日は寒くなるほん」「そんなんしたら、あかんほん」などのように使用する。若い人は使わないが、地元のお年寄りは普通に使用。

 「ほん」がなくても意味は変わらないが、他府県の方が「単に『あかん』っていうより、あたりがやわらかくなるよね」と感想を述べてくださった。ああ、たしかに。

 それから「がいがらがい」。これは部屋などがぐちゃぐちゃに散らかっている状態を指して言う。私も子どもの頃、何度親から言われたことか。(しかも何度言われても決して直ることはなかった)

 これは滋賀県特有の言葉らしく、しかも「えー!?なに、それー!?」という驚愕を伴うような、非常にインパクトのある語感だ。久しぶりに聞いたな、「かいがらがい」。あ、この語感に似た末ャ説のタイトルがあったな。ええと、そうそう「どんがらがん」! 忘れがたいタイトルである。ついでに映画のタイトルで「どですかでん」(黒澤明監督)というのもあるな。(ずいぶん遠くなったかな)

 あと「どしょっぱつ」。これは県外で滋賀県以東の方が発語されたが、滋賀県以西の方には意味不明だったらしく「えー?! なにそれー?? 」と大騒ぎだった。意味は「一番に」「最初に」。

 「それなら『どしょっぱな』じゃないの?」
 たしかに意味はそっちの方が合っているのだけど、流通している?言葉はやっぱり「どしょっぱつ」。でもあまり品のいい言葉ではないので、TPOと空気を読んで使う事。

 あ、でもこれって、そもそも「方言」のカテゴリーにはいるのかどうかは、ちょっと怪しい。新語というか、造語の可能性もありそう。
 検索してみたら、名古屋、岐阜あたりで生まれた言葉かも?という感触でしたが。 

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