紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

趣味は人間観察

2008-11-06 00:38:08 | ファミリー
 Kちゃんの小学校1年生の夏休みの自由研究は「オシロイバナの観察」だった。ちまちまこまごました地道で地味な作業や研究や勉強は、Kちゃん(もちろんH氏も!)大変苦手とするところのものである。そしてはまり込みさえすれば、地道で地味な事柄は私の得意分野である。ということで、「オシロイバナの観察」は私の自由研究と化し、毎日(夜咲く花なので、毎夜)花の数を数えていた。

 しかしそんな地道で地味な観察でなく、日常的にはKちゃんは鬼のように観察する人である。それも部屋の隅から隅まで眺め回し、そこにいる人物のすべてをチェックし、記憶し、フォローする。幼少の頃からそうである。小学校一年生のときには、すこし柄の悪い高校生をしげしげと観察してしまい、絡まれたことすらあるくらいだ。

 いや、産まれたての赤ん坊の頃からだ。病室から沐浴のため階下に抱いて行く時にも、階段を下りていると、まだ首もまったくすわってもいないのに、頭と目を動かして階段の天井の様子を興味津々で眺めていた。

 こんなことを思い出したのは、先日Kちゃんが、いきつけの近所のコンビニのお姉さんがイメチェンしたことに気付いたからだ。彼女がいうには「なんか、あったんやろか?」と心配するほど豹変していたらしい。

「以前は黒ぶちメガネで、黒い髪で普通な感じやったんやけど、今日見たら金髪でおもいっきり化粧してはった」
「そんなに変わってたのに、よくおんなじ人やってわかったねえ?」
「うん。しゃべり方とか声ですぐ分かった。
『いらっしゃいませえ~』」
と、彼女のモノマネが続いた。

 トーンが高くて舌足らずで甘えたような感じ。夫婦で爆笑! いるいるこういうしゃべり方する女の子! モノマネ撃ニしてもお笑い撃ニしても、完璧すぎる(笑) Kちゃんのパフォーマーとしての「倹l」魂炸裂である。日頃「私の趣味は人間観察」っていうのは、伊達じゃないな。表現したい人間に必須なものは観察力だ、ということを思い知った一件だった。

 

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