今日も朝は霧。夜も更けてから雨が降り出した。夜の雨を聞きながら「今日はとりたてて面白い事はなかったなー」ということで、思い出話。
Kちゃんが赤ん坊のときの話である。赤ん坊とはいえ、「おすわり」も「はいはい」もクリアしていたので、10年程前になるかも。お兄ちゃんは小学校1年生くらいか。
Kちゃんは多分ベビーベッドを卒業し、当時は子ども二人と川の字で寝ていた。布団の中では、お兄ちゃんはリラックスして甘え心がでるのだろう、ぽろぽろとおしゃべりしてくれる。他愛のないのも、聞き捨てならないことも、ひたすら空想の世界なのも、分け隔てなくフンフンと聴き続けた。ついKちゃんを横に、お兄ちゃんとお母さんの「ふたりの世界」になることも。
そんなある日、横になっていたお兄ちゃんの顔の上に、お座りしていたKちゃんがいきなり後頭部から倒れてしまった。お兄ちゃんはひどく痛がったが、赤ちゃんだから石頭のKちゃんは、何事もなかったかのように涼しい顔。不幸なアクシデントだった。
さほど日も置かず、寝るばかりに仰向けに横たわっていた私の顔面に、またもやKちゃんの後頭部が落ちて来た。痛さのショックでしばらく口も聞けないくらい。よくも歯が折れないものだった。不幸中の幸い。もちろんKちゃんは、どこ吹く風だった。
2度あることは3度ある、と俗にいう。いつのまにかKちゃんのお尻がずりずりと近寄って来て、あっと思った時には石頭が投下されていた。これは事故ではないと、このときはっきり判明したので、以後「アタマ爆弾」と命名し母子で注意を喚起し合う様になった。まだ日本語をマスターもしていないのに、悪戯の確信犯だったのだ。
このとき以降、「アタマ爆弾、きたでー!」と叫び合う母と息子。いやはや第2子は、生まれながらのいたずらっ子なのだった。
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