紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

三寒四温

2006-02-21 22:27:33 | 季節
 昨日は寒い雨だったが、今日は暖かな曇天。たまにさっと差し込む日差しは優しく、ひなたぼっこもできそうなくらい。水前寺清子の歌にもあったように、「3歩進んで2歩下がる」春への行進だ。

 関係ないが、水前寺清子のこの歌「365歩のマーチ」は小学校の運動会のダンスで踊った。歌詞のまんま「3歩進んで2歩下がる」振り付けだった。もっと関係ないが三波春夫の「世界の国からこんにちは」も両手にいろんな国旗を持って踊った記憶がある。

 車の中から見ても、黒々とした桜の枝には、しっかりと小さな堅い芽が獣の爪のように、つんつん付いている。モクレンの枝には猛禽類の爪のような花芽が付いて来た。落葉樹の骨張ったような裸の枝のシルエットも、そろそろ終わりになる。裸の樹も、それはそれで緊張感があっていいものだけれど、柔らかな新緑が新しい命めいてくしゃくしゃと出てくるのを見るのも、ちょっとした感慨がある。

 梅はつぼみをいっぱいつけて、静かに開花のときを待っている。梅の静かでやさしい香りは、水仙の凛と清々しい香りを引き継いでいく。水仙から梅、梅から沈丁花と香りが段階を追って、甘く華やかになっていく。一貫して上品で清らかな香りの早春ラインの花。

 冷たい雨が降っても、もう水たまりは凍らなかった。学校へ行く途中に集合する小学生たちが、水たまりの氷を片端から踏み砕いて、ガラスの破片みたいにするのは、もう見られないのかな。

 季節の変わり目に居るのは、ちょっとうれしいようで、中途半端なようで、自分でも把握しかねる。
 今日チューリップの波形の葉っぱが、地面から出ているのを見つけた。



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