環境システム科は電気や配管も学べることから工業の学科のように思えますが
れっきとした農業の学科で野菜や草花、農業機械などを学んでいます。
そんな環境システム科の草花温室で、懐かしい友に会うことができました。
ご存知、サンパチェンス。TEAM FLORA PHOTONICSの代名詞である草花です。
サンパチェスは(株)サカタのタネさんが作出した花壇用草花で
気孔が多いため、吸収力や蒸散力が高いことで知られています。
FLORAは園芸科学科時代、サカタのタネさんの全面協力で
毎年サンパチェンスを100株ほどいただき、
水質浄化、空気浄化など環境研究を行なっていました。
当時、水質浄化に取り組んでいた頃のサンパチェンスは
「バイオエンジン」といういかつい名前で呼ばれ、
さらにいろいろな微生物を搭載するなど
艶やかさの中にかなりの逞しさを隠し持っていました。
ところが久しぶりに見たこのサンパチェンスは、ご覧のように繊細で美しい姿。
これがこの花の本来の美しさなのかもしれません。
そういえば10年以上も前、FLORAはあるホルモンの生成を阻害し
光の足りない室内でも咲けるように
サンパチェンスをチューニングしたことがあります。
その花をたくさんトラックにつけて東日本大震災で
仮設住宅に住むことになった岩手県の被災者に配ったのです。
住宅が隣接し、窓を開けにくい仮設住宅の空気浄化。そして庭のない仮設住宅でも
鮮やかな花を楽しんでもらおうという室内花の取り組みは話題となりました。
温室で出会った旧友との再会が思い出の引き金になりました。
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