ルール

2017年11月11日 05時55分00秒 | 少年野球
私は一応、審判公式免許をもっております。試合中によくある勘違いを少し。ランナーの進塁についてです。

①ランナー1塁でピッチャーが牽制を行い暴投してしまい、ボールデッドになったら?
②ランナー1塁でバッターがサードゴロを打ち、3塁手が1塁へ暴投し、ボールデッドとなったら時、打者とランナーは?

①は1つの進塁、つまりランナー2塁で試合再開です。
②は2つの進塁、つまりランナーは3塁、2塁から再開です。

解説①
打者に対する投手の投球、または投手板上から走者をアウトにしようと試みた送球が、ボールデッドラインを超えた際に、1つの進塁が与えられます。
解説②
野手の送球がボールデッドラインを超えたときは走者は2つの進塁が与えられます。2つの進塁が与えられるにあたっての基準の塁は、打球を処理した直後の内野手の悪送球なら投球時に占有していた塁を基準に、その他の場合は野手の手からボールが離れたときに占有していた塁を基準にします。

要(ざっくり説明すると)は、ピッチャーの牽制球のボールデッドは1つの進塁で、野手の悪送球等のボールデッドは2つの進塁が与えられ、その進塁基準となる塁は、暴投した当該選手の手からボールが離れた際の占有塁からです。

だからボールデッドはなんでもかんでも「テイク2」ではないのです。

判りましたか?