野球には様々な道具がありますが、そのなかでも我がチームのここ最近利用率が上がってきた守備用手袋(通称:守備手)について今回は記載させて頂きます。
基本的に手袋と聞くと真っ先に思い浮かぶのがバッターがよく着用しているバッティング用手袋です。
バッティング用手袋は、バットを握った時に滑りにくいし、バット本体(グリップ)の使用年数を伸ばす事が期待できます。
では、守備手はどうでしょうか?
私の考え方(少年・学童野球)で守備手の着用を勧める(あくまでも私の持論)ポジションは二つだけです。
それは、ファーストとキャッチャーです。(ピッチャーはルール的に×です)
ファースト、キャッチャーとそれ以外のポジションでの大きな違いは、捕球頻度に大きな差があることです。
ファーストは、内野ゴロが飛んできたらほとんど全てファーストへ送球されるため野手の中では最も捕球回数が多いと言えます。
キャッチャーに関しては、ピッチャーの投球全てを捕球しないといけないため選手の中では最も捕球頻度が高いです。
そのため、ファーストとキャッチャーのみ他のポジションの選手とはグローブの形が違いますし、皮の厚みも全然違います。
特にキャッチャーは、全力投球の球を受けないといけないので手がパンパンに腫れ上がることもあります。
私はキャッチャー出身なのですが、冬などは守備用手袋がないととてもじゃないけどボールを補球できないくらいに手が腫れ上がったことがあります。
先日、大船渡高校の佐々木君(今年のドラフト目玉)が163km/hを記録した事は記憶に新しいかと思いますが、その時のキャッチャーの手が裂傷になった記事を見ました。
佐々木朗希163キロ衝撃 捕手の指裂いていた
小学生はここまではないとは思いますが、やはりキャッチャーは守備手があった方が安心ですね。
そのため、この二つのポジションの選手には守備用手袋を着用してもらいたいのです。
じゃあ、野手に守備手は必要ないでしょうか?
野手といっても上記で述べたファースト、キャッチャー以外の話です。
野手はゴロを処理する時に素手に近い感触の方が捕りやすいので、出来たら素手でグローブをはめた方がよいと思います。
しかし、中には素手では汗をかいた際に、直接グローブに染みてグローブが臭くなる などの理由から守備手を着ける事が多いようです。
まあ、一番はプロ野球選手の真似でしょうが…
しかし、守備手は、プロ野球選手でもあまり着用している人はいません。
守備の上手い選手ほど素手だったりもします。
上記で述べたようにファースト、キャッチャー以外は守備用手袋を着用しない方が私は良いかと思います。
あくまで捕球頻度の高いポジションの話であるということが最大の理由だからです。