皆さん、GW(2019年4月27日~5月6日)の10連休はどのように過ごす予定ですか?
私はカレンダーの暦通り10連休を頂きます。
じゃあ、どこか旅行にでも行くか…いや…どこも行きません。(悲しい!)
我がチームは4月30日~5月3日(4日間)は休みになりました。
私自身はもう少し長くてもと思いましたが、鶴見リーグの試合やあじさいリーグ消化などイベントがあるのでしょうがないですね。
強豪少年野球チームでは、年末年始は別としても、このような大型連休には合宿や遠征、普段できない練習に明け暮れるチームがあるようです。
うちのような弱小チームでは考えられませんが…。
しかし、もし我がチームが超強豪チームだったとしても、おそらく私は今回の期間くらいの連休は取らせます。
なぜか?
それは、学童野球では、勝ち負けの「勝利至上守備」でなく、野球を楽しむ時期でもあり、やはり家族と過ごす時間も多く取って欲しいからです。
中には「有志があるものだけで参加しよう」というチーム(要は強制ではないよ)もありますが、であれば私は休みにした方が、保護者の方も気が休まるし、選手も気兼ねなく休めるからです。
どうしても身体を動かしたい際には、『自主練習』をすればよいのです。
では、先に述べた『休みを取らせたい』理由について少しだけ補足させて頂きます。
1.家族が大変
連休のすべてが「子どもの野球」に割かれると、家族のスケジュールの調整ができなくなります。
子供全員(家族で野球ざんまい)が少年野球に関わっているのであれば、全く問題はありませんが、お姉ちゃんや妹・小さい子供がいればそうはいきません。
折角の長期休暇で、色々体験させてあげたいですね。
あと、中学、高校となれば、もう親と一緒に旅行等行かなくなりますから、その前に一度ぐらいは記憶の残る経験してもらいたいですね。
2.小学時代は野球を楽しむ時期
チーム方針にもありますが、私は小学生の頃は色々な事に挑戦(体験)してほしいと思っています。
スポーツ(野球以外)も遊びも旅行も親戚などの集まりも勉強も…(しないか)なんでもしてほしいのです。
子供達は色々な事を経験して成長していきます。
その中で、自分に合ったものを選んだり、楽しいと思ったことを趣味にしたり、大人になった時に自分の子どもにしてあげたり、あるいはさせなかったり。
何がきっかけで人生の方向が決まるとも限りません。スポーツだけが楽しいことではありません。
文化・芸術、楽しいことは限りなく存在します。楽しい事だけではありません。
わずらわしさや窮屈さやもどかしさ、人と関われば様々なことが伴います。それらを可能な限り経験してほしいのです。
例え、旅行などの家族で過ごす予定がなかったとしてもいいじゃないですか。
子供達は暇かもしれません。
しかし、暇な時間も子供にとっては有意義な時間だと私は思います。
昔は大人が休みの日は子供は暇なもんでした。この暇な時間をどのように使いかも重要な事です。
しかし、意外と暇な時間の記憶ってあるんですよね。(なんか自分もあります。)
記憶にあるという事は何かしら印象に残っているんですよね。
最近ようやく、練習時間の少ない高校(大阪の履正社等)が甲子園に出場するようになってきました。
そのうち、もっと練習時間が少ない高校が増えると思います。
悪い例として、学童野球の練習直前 その場の”思いつき”で練習内容を決めている指導者も居ます。
本来は、試合結果や強化したいポイントに的を絞って練習すべきです。
また、ノックでも待っている選手が多いので、すごくだらけた練習に見えてしまいます。
このように無駄な練習が多くなるチームはだいたい弱いですし、そういったチームは練習時間も長いです。
練習はなるべく短い時間で、効率良く行いたいですね。
高校野球の試合時間は1試合あたり2時間半前後です。
私は1日の練習量は2~3時間の練習が最適だと思っています。
だから少年野球でも少ない時間で密度の濃い・効率の良い練習をするべきだと思っています。
前にも記入しましたが、私は事前に練習内容(例えば素振りの回数やランニングの距離)を選手に伝えます。
そうすることで、その範囲内で選手の体力配分ができます。
練習時間が長い(いつ終わるかわからない練習)と、選手は手を抜いた練習をします。だっていつ終わるかわからないのですから。
これには色々な意見があります。私はなるべく最終地点を明確にしたいのです。
しかし、練習もそうですが、何でもやりすぎるとどこかに歪が出てきます。
だから、1回の練習量は少なくして、なるべく継続(自主練習も含めて)して欲しいです。
私は、連休中ずっと練習している子供達の顔を見るよりも、色々な事を経験したり考えたり暇を持て余したり、その結果、少し成長した心で連休明けの練習に来てくれる選手達の顔を見たいです。