気配り

2019年04月07日 06時42分00秒 | 少年野球

少年野球には色々な監督がいます。
ビシビシと熱血的に指導する監督、穏やかに指導する監督、理論的な監督と様々なタイプの監督がいますね。

私も色々なタイプの監督を拝見してきました。
結果「良い監督」の正解はまだ発見できていませんし、そもそも答えなどないと私は思います。

監督といえども人間ですから、時には感情的になったり、判断を誤ったり、動揺する事があるのは当然だと思います。

チームを強くしなければいけない、選手を伸ばしてあげたい、そういう責任感からそういう状態になってしまう事も多々あるでしょう。

そこで重要な役割を持つのがコーチではないでしょうか?

監督と選手の意思疎通のための架け橋(潤滑油)となり、監督や個々の選手を孤立させない気配りが必要だと考えます。

例えば、選手が監督に怒鳴られた後、怒鳴られた選手の気分は下がってしまうでしょう。
その時に、まずはその選手を孤立させないようコーチがコミュニケーションをとってフォローし、選手の言いたいことを聞いてあげて下さい。
また、そこで監督の言い分も代弁してあげる必要もあります。

「〇〇に期待しているから、 監督は他の選手よりも強く怒るんだよ」
「〇〇にチームの柱的な役割になれるように厳しい言葉を掛けていると思うよ。」
という具合に。

そして仕上げはそれらの総括を監督に上手く伝えてあげるという事です。

やはり監督も人間ですから否定はあまりされたくないもの。
頭ごなしに今日の指導はあり得ないということを言うと、かえって聞く耳を持たなくなることもあるでしょう。
そういう時は監督に考えさせる感じさせることが重要です。
(自分が監督の時も、思い返せばありました…)

当然理不尽な暴言を行ったり、中傷するような言動を発する監督に対してはきちんと反対を述べなければいけません。
ですから、上手く周囲にいるコーチやスタッフが立ちまわってあげると、チーム全体が良い方向へ進むのではないでしょうか?

選手同士で選手をフォローすることは出来ても、選手がなかなか監督に対して他の選手をフォローする意見は言いにくいものです。
また監督も何度も言いますが人間ですので、怒った時などは孤独を感じることもあると思います。
そういう時に選手・監督のフォローをし、互いの言い分を上手くそれぞれに伝えてあげることが出来るのはコーチしかいません。

コーチというのは技術的な指導、チーム内での架け橋と大変な役割ではあると思いますが、全ては選手達そしてチームのためにある事だと思います。