声出し その2

2019年04月20日 16時45分00秒 | 少年野球

今回は、前回のJrの報告ブログで、怒りでキーボードを強く叩き過ぎたので、本日はその「声出し」に焦点を絞っていきます。

我がチーム、何故大きな声を出すのが出来ないのでしょうか。
他のチームと比べたら、我がチームは少なすぎる!
ベンチの監督·コーチの声の方が大きい。
どうしたら気持ちよく声出ししてくれるんだろうか......。

何故、声出しできないのでしょうか?
少年野球では元気よく大きな声を出して盛り上がっていると、見ているだけでも気持ちいいものです。
子供らしいというか、「これこそ野球少年!」って感じです。
でも、我がチームはおとなしです。
私も何故?と思って、Jrの選手に聞いてみました。
「なんで声出さないの?」
そうしたら、こんな返答が。

「何言っていいかわからない」
「いつ声出していいかわからない」
「ちょっと恥ずかしい」

普段はギャーギャーうるさいくらい騒いでいるのに、なんでそんなこと気にするんだろ?
で、ここから本題。

できるようにする為にはどうすれば?

まずは、自分自身で声出しの意味を教えてみました。
前のブログにも書いた内容の復習です。

①チームとして一体感が出ること
②自分のテンションを上げること
③盛り上がると不安や消極的な気持ちがなくなること
④緊張をほぐすため
⑤相手チームにプレッシャーを与えること
⑥プレイについての確認と共有すること

このように様々なメリットがあります。
声出せ!だけ聞くと体育会系の精神論のようなイメージがあるかもしれませんが、アウトカウントの共有や次のプレイについての確認など、実戦で必要となる行為も声出しからはじまります。

しかし、上級生は上記の事を過去の実績や経験で補う事が出来ますが、下級生は非常に難しいと思います。
何故か?そう、そもそも声掛けを教えてもらってないからです。
私もその事に最近気付きました。
当たり前と思っていた事が、当たり前出なかった事に。
では、低学年でもできる簡単な声がけを勉強して行きます。

まずは、試合の状況を言葉にする事です。
「ナイスボール!」
「ナイスバッティング!」
「ナイセン!(選球眼を褒める)」
「バッチコーイ!(こっちに打ってみろ!)」
「ドンマイ!ドンマイ!」
「打たせていいよー!(ストライクが入らない投手に)」
「集中していこう!」
「思いっきり振っていこう!」
「ラクにー!」

大きい声を出して盛り上げるだけだなく、プレイに必要な情報をチームで確認&共有します。
特にこれから起こるプレイに対して、声を掛け合いながら準備しておくというのは非常に大切なことになります。

「〇アウトー!(アウトカウントを確認)」
「オーライ!オーライ!(自分が捕球することをアピールする)」
「オーケー!オーケー!(オーライと同じ)」
「バックホームorセカンドorサード.....!(送球する塁を指示)」
「リーリーリー.....ゴーorバック!(走者へ指示)」
「走った!(走者のスタートをアピール)」
「持ってるよー持ってるよー投げた!(ボールの所在を確認)」
「バントあるよー!(バントに備える)」
「内野近いところねー!(フォースプレイを確認)」

試合の状況によってまだまだありそうですが、この辺で。

キャプテンや高学年がチームを引っ張って声出しできる雰囲気づくりをしますが、低学年に声を出させようとしても、なかなか盛り上がってこないことが判りましたも。
低学年は、キャッチボールするにも無意識レベルで体が動く子はほとんどいないのではないでしょうか。
そのため、キャッチボールと声出しを同時に行うのは、技術的にもハードルが高かったりします。(改めて色々なネット記事を見させて頂き気が付きました。)

実は一番の起爆剤になるのは、スタッフやお父さんコーチのような気もします。
「声出せ!」といってる本人たちが、ボーっと球拾いしてたら、そりゃ子供たちも声出さないと思います。
大人たちも率先して声出ししてお手本になっていくと、子供たちも声を出しやすくなります。
グラウンドの雰囲気も盛り上がりますからね。
自分も意識して声出ししていこうと思います。