盗塁の種類

2018年12月01日 06時06分00秒 | 少年野球

今回は学童野球の作戦(サイン)で一番使われる『盗塁』についてお話しします。



まず、盗塁の成功率は技術で十分カバーできるという事です。

明日アップ予定(すみません、あくまで予定です)の「戻り100% 」で説明する通り、足の速さも盗塁をする上で重要ですが、多少の足の遅さは技術でカバーできるという事です。

逆に言えば、いくら足が速くとも技術が無ければ盗塁は難しいという事です。

足が速くないからといって諦めるのではなく、技術を身につけさせ、全員が盗塁できるチームを目指したいですね。



では、今回 この盗塁の種類について説明したいと思います。

 

1.普通の(一般的な)盗塁

ピッチャーが足を上げたと同時にスタートを切る盗塁ですね。

一般的な盗塁です。

学童野球でも、ほぼこのパターンだと思います。

相手の戦力として気にする所は、投手のクイック速さやスピード、キャッチャーの肩やコントロールなどですかね。

自分の足の速さを比較し、成功する確率が高いと思った場合はこの盗塁を行うのが良いかと思います。

 

2.ディレードスチール

学童野球ではあまり見かけない盗塁です。

簡単に説明すると、投手が投げ、キャッチャーミットにボールが収まってからスタートを切る盗塁です。

キャッチャーが注意散漫や、通常の盗塁ではアウトの可能性が高いと判断し、虚を衝く時に行う方が良いかと思います。

だから、これは1試合に1回しか使えないと思います。

具体的には、キャッチャーが「盗塁はないな」と思いっていたりや、膝をつけてキャッチング、返球が山なりだったり、雑だったりする際は頭に入れて置いた方が良いと思います。

あと守備で、セカンドとショートのカバーリングが遅かったりと隙がある場合は成功し易いです。

しかし、かなり勇気がいりますし、相当練習(スタートを切るタイミング)をしなくてはいけないと思います。

 

3.ギャンブルスタート

投手が投げる前(セットポジション中と投球のほんの僅かな時間)にスタートを切る盗塁です。

投手の中にはセットポジションの長さがワンパターンになる選手がいるので、その場合に良く利用されます。

これはベンチが「このピッチャーの癖」を掴んで、機をうかがいます。

例えば、セットに入って○秒でスタートなどと決めてスタートを切ります。

ギャンブル性がかなり高く、リスクがあるため、普通の盗塁やディレードスチールでは絶対にアウトになってしまう等の場合のみ使用した方が良いかと思います。

だから、外されて牽制死は「仕方がない」(選手は悪くない)と思うしかありません。

また、本当にギャンブル性が高いワン·ゴー(健大高崎が名づけた作戦)です。

左ピッチャーの場合だけ行う作戦です。

左ピッチャーは速い牽制(クイック)は少ないので、このワン・ゴーでスタートを切ると、ピッチャーが1塁に牽制をしてもセーフになる可能性があるそうです。

特にゆったりとしたフォームで1塁に牽制をするタイプのピッチャーには非常に有効な作戦ですかね。

 

4.ホームスチール

ルール改正があり、3塁への偽投が禁止になったので、機会(出来る状況)は多くなったと思います。

しかし、このホームスチールもただ単純にホームに突っ込むだけではありません。

狙うコツとしては、3,1塁で1塁ランナーが盗塁して、キャッチャーが2塁送球の間に本塁を狙うホームスチールがメインだと思います。

また稀な例として、キャッチャーの返球が山なりや緩い送球の場合には、キャッチャー送球と同時に本塁を突くホームスチールがあります。

いずれにせよ、相手チームが全くノーマークの時に行わないと成功しません。

 

以上ですかね。(細かく上げるときりないので)

走塁が上手なチーム=強豪チームです。

走塁練習はあまり楽しい練習ではありませんが、基礎(土台)がしっかりしないと、あとあと大変な事になります。

しっかり基礎を身に付けることが、勝利の近道だと思います。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿